ちょっと用事があって
村山のダイアモンドシティに行ってきた。
折角の春休みだから
甥っ子を連れてね。
とりあえず、おもちゃで釣って
用事が済むまで我慢してもらったんだけど
急かされまくりで困った。
この場所、なんどか通ってるんだけど
お客として入ったのは初めて。
だから、とりあえず全体を見て周りたかったんだけど
詰まらなそうにしてるしさ
今日こそは携帯をと思ってたんだけど
居た堪れなくて断念。
本もCDもペットも見たかったのに。
どうやら、僕は子供を甘く見過ぎてたみたい。
結局、おもちゃコーナーと、パン屋と
食品売場のお菓子おもちゃの並んだところと
オムライス屋で終わり。
ただ、店員がみんな感じが良くて驚いた。
普通の店員と客の関係より
少しだけ多めに情を感じる。
なんか、余分に話してくるし
余分に笑顔なんだよね。
もちろん、僕は嬉しいけど
あと少しで勘違いするぞ。
もしかすると子連れだからかな。
安心するもんね、子供がいると。
それにしても、このショッピングモール
ちょっと変わった客が多いな。
HMVで見た男の子は
子供っぽいんだけどスーツ着て
ヘッドフォンで試聴してる
でも、なぜか逆向きなんだ。
普通、曲名とか曲目が書いてある
機械側を向いて聴くじゃない?
なのに、反対のお店の外を向いてるんだよ、ずっと。
別にいいんだけどさ。
なんか、不思議でね
気になっちゃった。
オムライス屋でオムライス食べてたら
ガクトが来たんだよ。
普通にスーパーで晩ご飯のおかずを買うような格好をした
50代くらいのおばさんと一緒に。
もちろん、本物じゃなくてガクト風なだけ
サングラスして、金色の髪の毛立たせて、ピアスして
個人的にはサングラスってどうなんだ?と、思うけど
彼女とデートするような気合の入った格好。
で、僕はずっと気になってたの
ご飯食べる時、サングラスどうするのかな?って。
そしたら、メニューの段階ではずしてた。
一瞬、目が合いそうになったんだけど
ものすごい眼光でね
周りは全員敵!みたいな感じで。
まるで狼に見つけられた羊みたいにさ
その一瞬で目を逸らしたよ。
あのまま合わせ続けたら
きっと僕、殺されてたな。
気がついたら、サングラスして
オムライス食べてた。
料理は視覚も大事なんだって
赤・緑・黄色を
パスタ屋のバイトで教わったけど
これじゃ、台無しだな。
知り合いの店員に聞いたら
ここは、そういう客が多いらしい。
ぶん投げるように洋服を散らばして買い物するんだって。
地方から出てきたばかりの学生が
引越し屋に対する態度
あんな感じらしいけど
勝手に服を持って試着室に入って行ったり
試着したままウロウロ次の服を探したり
そういう人も多いらしくて
ちょっと困ってるんだってさ。
なにしろ、そのガクト似の彼
ものすごく気合入った格好をしてるから
相手のおばさんは、そういう関係の人かと思ったんだ。
だけど相手のおばさん
あんまりにも、おかずを買いに行く格好だからさ
たぶん、お母さんなんだろうね。
偶然、ここでバッタリ会ったのかな。
家から一緒に出てきたのなら
想像すると面白いな。
サングラスしてない寝巻きの息子に
買い物誘ったら
「着替えてくる!」と、部屋に戻っていく。
「遅いなぁ‥ まだかなぁ‥」と、リビングで待ってると
息子がガクトになって部屋から出てくる。
たまげるね、僕なら。
でも、そのお母さん
自慢の息子みたいで、誇らしげなんだよ。
たしかに、カッコいいしね。
でも、自分の格好とのバランスとか
場所とか考えないのかな。
結局、ジャスコなんだしさ。
それとも、僕が気にしすぎなのかね。
その後も
同じような親子、何組か見たし
最近は、
男子中高生も母親と買い物するようになったんだね。
でも、子供だけが気合が入ってるんだよなぁ。
やっぱり、店員さんの言うように
ここだけ特別なのかな。
その後、ついでに、と言っても
だいぶ距離あるんだけど
川越まで遊びに行って
蔵とか、時の鐘とか、菓子屋横丁とか
甥っ子と観光したんだ。
どこの店のおばさんかわからないんだけど
歩いてたら突然声をかけられて
「わたし、おばさんだからよくわららなくて失礼なんですが‥」
と、前置きされて
誰かと間違えられた。
生まれてはじめて間違えられた。
でも、それが誰だかわからない。
たしかに、どう見てもサラリーマンに見えない僕だから
たぶん、妙な人に手当たり次第声をかけてるんだろう。
正直、少し傷ついた。
子連れでも川越でも浮いてるんだね、きっと。
あの親子をどうこう言える僕ではないことに
改めて気づかされたよ。
ガクト風のサングラスさん、ごめんなさい‥