私の異母妹は両親が障害者教育関係の仕事についている中で育ち、幼少時から障害を持つ人と接して育ちました。
紆余曲折の果て、本人もこの春から障害者の方が住むグループホームで働くことに。
障害を持つ人は得てして重複して不幸を担っている場合が多いと言います。
よってパラスポーツで活躍されている人たちはいろんな意味で恵まれた方だと。
単に能力に恵まれているだけでは不可能だとも。
何もわかっていない私は虚を突かれた思いでした。
たしかにそうだ。
音楽の分野で活躍されている方の場合も思えばそうです。
パラリンピックを見て、「夢を与えてもらった」とか「元気をもらった」とかばかり言っていてはダメなのかも。
過日ランチをご一緒した女の方は下肢に障害があるだけではなく、実は軽い知的障害もお持ちだというのですが、話していてそんなことは微塵も感じません。
話がほんとに面白い。
こうして交流を持つこともあまりない訳で、このあたりから変わっていかないといけないのだと毎回ご一緒する度に思います。
そして「今を大事に」「出来ることを楽しむ」姿勢を学びます。
長く生きていくと有形無形のいろんなものを喪っていき、それを悲しみ惜しむ気持ちを棄てることは至難。
それだけにこの友人のあり方は私に沁みます。
年内にカラオケをご一緒する計画があります。
どうやら普段の話し声からすでにポジションに嵌まっているタイプのようです。
そこも含めて楽しみ。
演歌を歌う時のコブシの回し方を教えてほしいと頼まれました。
私、できます(笑)。
声楽の歌い方とは全く違うけど、まあ声楽の応用編。