今日は1日一人。

朝からは鼓のお稽古、午後は本物のピアノで当面必要なものをさらい、本気でアリアを歌っていますが、ちょっと休憩(笑)。

 

11月の市の邦楽大会に鳴り物の社中で出演します。

今回は姉弟子お二人を差し置いて私がタテを勤めます。

 

適当な地方(じかた)さんが見つからず、お琴の社中とご一緒。

ということは、地唄三味線や尺八とも合奏することになります。

 

それで編曲された「元禄花見踊」を。

 

長唄三味線のお稽古でも習いましたし、一昨年の鼓の勉強会でも打ちました。

歌舞伎舞踊の「名古屋山三」でも使われますし、春風亭小朝さんの出囃子でもあります。

桂小米朝さんもこれでした(今やお父さんの「二上り鞨鼓」をお使いのようです。これは娘道成寺の後半の一節)。

 

かなり特徴的な手もありますが、覚えてしまっているので問題無し。

タテなので恐い、というだけ(笑)。

 

もう1つ鳴り物だけで「三番叟」を。

 

私はイラチな性格が出て、和洋を問わず走りやすいので、ちょっと引っ張るぐらいの感じにお稽古していきましたが、「三番地」という特有のリズムを何度も繰り返すうちに少しずつ速くなっていってくださいというご指導。

 

確かに翁や千歳が足拍子を踏むところもそうなっていきますよね。

 

てなことがわかるのは、お能や歌舞伎を見ているからこそ。

文楽も、毎日朝一番は人形さんの三番叟で始まります。

 

それとともに、だんだん昂揚して速くなったり強くなったりするのは西洋音楽と同じのようで、おそらく人間のもつ根源的なものがそうさせるのでしょう。

 

さあて休憩終わり。

もうちょっとピアノとアリアを。

「フィガロ」のコンテッサのアリアの難所もちょっとマシになりました♪。