書庫で座り込んで見てしまった懐かしいもの。

 

歌舞伎の番付(関西では筋書とは言いません)の中に昭和53年と59年の南座顔見世のものがありました。

53年は大学に入った年、早速観劇を復活(笑)。

3階の安い席で見ていたのでしょう。

59年は結婚直後、よく行けたものだと。

 

60年の顔見世は12代目團十郎の襲名公演、歌右衛門が揚巻の助六が目当てで臨月なのに見に行きましたが、番付は残っていません。

ついてきてくれた母が持って帰ったのかもしれません。

実際途中でお腹が張ってきて、さすりながら見ていた記憶が。

 

この年は年初から豪華な襲名興行を繰り広げ、南座がしんがりだったのだと思います。

13代目はコロナとぶつかったりしてお気の毒でしたね。

 

あの頃は、お茶屋や呉服屋を通さない一般人は南座玄関横の切符売り場でおばちゃんから切符を買うしかありませんでした。

座席表に赤鉛筆で斜線を入れていかれるのです。

 

そして61年の「第九を歌おう」講座のテキスト。

今年いっぱいで引退をなさる井上さんのお若いこと。

赤ん坊の世話をしながらうちでサイレントで熱唱していたものです。

 

2人、日記、ニューススタンド、テキストの画像のようです