四半世紀、連日のように夜間に働いていた時の習慣で、今も午睡をします。
この習慣のおかげで、時差が12時間のブラジルに飛んでも時差ボケになりませんでした(笑)。
今日も今日とて朝からしっかり家事をしての午睡。
ピアノの先生のお宅に電話してお稽古のお約束をせねばならない、大して練習もしていないのに「行かないといけない」という夢を見て飛び起きました。
私は小学生なのか、あるいは60代なのかはわかりません。
幼稚園の先生の「乙女の祈り」に聞き惚れて自分で習いたいと始めたピアノでしたが、お稽古は叱られるばかりで楽しくありませんでした。
そうなると自分で練習する意欲も出ない。
練習とは何かもわからず、達成感もなく、ただもうつらい。
試験や発表会のために「弾かねば」ならない。
楽理受験を目指していた高校時代も、実は大して楽しくはなかった気がします。
それが結局畑違いの大学に行って、まるで敵討ちのようにコーラスを始めて、やっとこさ音楽が楽しくなりました。
以来40数年、全く何もできない時期もありましたが、今になっても自分で奏でたり、人さまと合わせたり、聞きに行ったりできていてほんとによかった。
そう思えばあの子供時代もムダではない。
でも、おかしな傷跡がまだある(笑)。
お布団の上でしばし呆然としながらそんなことをまた思いました。