N響の演奏会の放送のあとのお楽しみは加藤昌則さんの「鍵盤のつばさ」。
今月はシューマン。
テーマはヘミオラと対位法。
ヘミオラはバッハのカンタータで出くわしますが、まずはそこから解説。
ブラームスにも多いけどな、と思っていたら、師匠のシューマンの実例を。
ピアノ協奏曲の第3楽章や謝肉祭の第1曲で詳しくお話。
とくに謝肉祭はすごく複雑な作りになっていることを知りました。
後半の対位法では四重奏曲と五重奏曲を紹介。
加藤さんの説明や実況解説はとてもわかりやすい。
今日はちょっと脱線してバッハの係留音の話も出て、「ふむふむ、あれね」と。
知識があればこそわかる楽しみ、ということを実感させてくださいます。
来月はお弟子のブラームス。
どんな話になるのか。
旋律を作るのは下手だとよく言われることや独特の和声展開の話が聞きたいです。
それにしても、若い時は苦手だったシューマンが好きになっている自分を再認識。