琵琶湖ホテルは、大昔、地元の政治家だった大伯父が社長をしていたこともあり、両親や叔父がここで披露宴をしたり、小さい時から何となく馴染がありました。

唐破風造りの建物は威容を誇っていたものです。

 

高校時代には家庭科の課外でテーブルマナー・ステイマナーの講習に。

 

学生時代に通った、左京は浄土寺の「きっちんなかお」はご夫婦ともここの出身で、コーンスープなどそのままの味で

「なるほどそういうものか」と感心したり。

 

その後浜大津に移転。

時々宿泊。

とくに倶楽部に入って以後、誕生月前後に格安で宿泊できるのが楽しみでした。

 

京阪の傘下になって、格安でもなくなりましたが、それでも割安。

昨年まで必ず利用していた次第。

 

コロナ禍の間も墓仕舞い、びわ湖ホール行きなどで泊まることも。

 

クーポン時代には「そんなら泊まってみよか」というような人が大挙いらして劣悪な環境に。

実は京都の中心から車で半時間程度ですから、中国人の団体や修学旅行生がバスで乗り付けるようになって、「ここも落ちたわい」とがっかりしたり。
普段はシャワーだけの人が多い中国人が大浴場で傍若無人なふるまいをするのには大いに閉口。

朝食バイキングのマナーもひどかった。

片言でも喋れるので口がムズムズしたり(笑)←年を取ってそれなりの分別も出来たので言わないけど。

 

その倶楽部。

今年から「誕生月クーポン」と称して、使用実績に応じてクーポンが付くだけに格下げ!

 

悔しいのでHPその他で検索してみると、概ね1泊4万数千円!!!

ちゃんとしたホテルに泊まろうと思ったら、滋賀みたいな田舎でもこのレートか、と愕然。

 

そんなささやかな贅沢も許されない世の中になったのでしょうか。

円安が進んで、外国人観光客に席巻され地元の人間は使えないって、「途上国」のかつての姿そのもの。

ここまでこの国は没落したのですね。

 

楽天を見ていたら、どういう訳か9月後半の平日で2万円代前半の日があり、とりあえず押さえました。

晩御飯を館内で食べても3万円にはなりません(周辺には例のあたか飯店ぐらいしかない)。

早くチェックインして、翌朝も限界まで粘る所存(笑)。

前後、生まれ育った大津の街の散策でもして、ささやかな誕生日祝いとします。

今年は65、いよいよ高齢者に本格的仲間入り。

 

これでは、週末にここに泊まってびわこホールで鑑賞、などというのはもう無理ですね。

浜大津にある「京都琵琶湖浜大津東横イン」に泊まるのかと思うとせつない(笑)。

京都駅周辺も高騰しているので、もう日帰り専門になるかも。

 

出演者の方は決まってここにご宿泊。

「びわ湖ホールはもはや予算が足りないのではないか」と噂されていますけれど、宿泊の経費だけでも痛いのでは?

あるいは特別枠があるのかしらん。