台所を片付けた勢いで、もう一度文旦ママレードを作ってしまう気になり、BGMにこれを。

 

【演奏】米良美一・藤木大地・村松稔之(カウンターテナー)加藤昌則(ピアノ) 

【収録】2023年10月19日 ハクジュホール 

【曲目】歌劇「リナルド」から「涙の流れるままに」(ヘンデル) 歌劇「タンクレーディ」から「君がこの心を燃え立たせ」(ロッシーニ) さとうきび畑(寺島尚彦) 死んだ男の残したものは(武満徹) ヨイトマケの唄(美輪明宏) 落葉(加藤昌則) ミミコ三部作(加藤昌則) 季節で巡る日本の歌メドレー~カウンターテナーのための~(加藤昌則)ほか 

 

加藤さんが編曲・伴奏・解説を。

 

村松さんは初めて聞きました。

 

藤木さんは、2020年夏、コロナ真っ最中に、やはり加藤さんの伴奏でのリサイタルをびわ湖で。

再開初のコンサートでした。

予定になかったマーラーの「原光」で始まり、マスクの下で泣いたものです。

 

今日も日本語の捌きの見事さに感心を。

誰にとっても難しい日本語歌唱。

ベルカントとの矛盾は永遠の課題です。

よく、この発声でここまでクリアに処理できるものですね。

 

そして米良さん。

「もののけ姫」が一世を風靡したのはもう30年近く前のことではあるけれど、今のお声は全然違います。

とくに「ヨイトマケ」はもうテナーのように聞こえました。

 

男女ともに高声は年齢との戦いが厳しいものです。

カウンターテナーはどうなのでしょうか。

米良さんは地声はバリトンだと「徹子の部屋」でおっしゃっていましたが。

 

おっと、3人で歌われても米良さんだけ1オクターブ下です。

これ、いわゆる「オモテ」の声ではないのかしら。

「裏」とは思えない。