練習や設営の進行状況をずっとSNSで見て楽しみにしていました。


舞台もオケも演出も歌唱もオーソドックスで安心して楽しめました。


一番の主役のオックス。

妻屋さんは私が新国立に行き始めた頃とは違うなあとしみじみ。


伯爵夫人の森谷さんは言うこと無し。

リサイタルではなくオペラでこそ輝く方だと思います。

あまりにも立派で、役どころではなく森谷さんが出てはる、というふうになりつつあるのは仕方ない?

佐藤しのぶさんもそうでした。


オクタヴィアンの八木さんも秀逸。

ゾフィーの石橋さんは大学からずっと大阪なのが関西の人間には嬉しいです。


歌手役の清水さんがまた素晴らしい。

ホセやピンカートン、カヴァラドッシを聞きたい。

益田さんは将来、山下牧子さんみたいになられるかも。

脇からカルメンに進まれる日が楽しみ。


改めて素晴らしいオペラですね。

フィガロやこうもりが透けて見えたり。

あのワルツ、最後の三重唱は無論、この人らしいメロディラインと和声展開に蕩けました。


阪さんは地味ではあるけど、腕は確か。

これからを楽しみに。


自席は1階J11でよく見えました。

ちょうど眼鏡の右のレンズを取り替えたばかりで快適。


改めて、なーんにも無かった故郷大津にこんな場所があるのが嬉しく誇らしいです。


レストランで江川紹子さんを目撃。
山中前館長もいらしてました。