偶然スマホに流れてきました。

「ソナチネアルバム」にも入っているあのハ長調のソナタの1楽章の前半とインタビューの1部。

 

六本木に出来た何やら先進的なキラキラの装置の中?での演奏。

使用楽器はヤマハ。

 

綺麗な音ではあるけど、フレーズのこういう切り方はなあ、と思っているうちに最初からの繰り返しに。

今度は随所に装飾音がついていてびっくり。

インタビューでは、こういうところで弾いたので装飾音をつけてしまいましたって。

 

バロックの時代のアリアなどは、繰り返したら装飾音を自分でつけるようレッスンでも指導され、それなりに工夫をして拵えました。

 

でも、モーツァルトではそういうことはありえないと私は思います。

アインザッツを乱すことすら許されない。

ルバートもしない。

感情の高ぶりは細かい音符や高い音で表わされているので、それを忠実に再現するものだと習いました。

 

こんな、ジャズみたいなことしちゃいけないでしょ。

音楽を自己表現のために使ってはいけないと野島先生から指導されたと書いておられるのに。

 

アナウンサーの「たくさんの国に行かれて音楽が影響されましたか」という問いにもびっくりです。

何という不見識、無教養。

藤田さんのやり方で反論されていましたけれど、何せこの方の物腰は独特なので、アナウンサーに真意は伝わっていないと思われます。

 

1度リサイタルに行っても、「この人の演奏は苦手だ」という気持ちは変わりませんでした。

お話しぶりや物腰もです。

 

テレ朝もダメになりましたね。

昔の「ニュースステーション」はニュースもそれ以外も面白かったのになあ。