今年初のコンサート。
シューマン1番、ブラームス2番。
〈休憩〉
シューマン3番、ブラームス3番。
アンコールはクララ・シューマンの「3つのロマンス」第1番。
ブラームスは聞き込んでいますが、シューマンはほぼ初めて。
しかしシューマンとブラームスは似てる。
ベートーベンの最後の3つのピアノソナタがシューベルトに似ているような感じ。
最初、バイオリンの速い動きがちょっと滑る感じで、ピアノと合わない箇所もありましたが、徐々に調子が。
やはり、ベルリンフィルのコンマスになられて、音色が太くなられたような。
バイオリンのことはよくわからないし、実際にあまり聞いていないので、どうしてもピアノに意識が。
シューマンもブラームスも結構軽く、フランクのような感じさえありました。
これでよいのかもしれません。
10年前に台北で聞いたティ―レマン&ドレスデンのブラ1もとても甘くて目から鱗だったし。
フレーズの作り方、強弱のつけ方、そしてブラームスお得意のシンコペについて、かなり学んだ気がします。
マネできるかどうかはわかりませんが。
最近クララがよく演奏されますね。
甘く切なく、よい曲でした。
もっといろいろ聞きたいし、知りたい。
入りは正面はほぼ満席、3階とサイドは3割ぐらい。
こんな渋い曲ですから、客層も落ち着いています。
名古屋は経済的にも知的面でも格差が大きい気がします。
自席はL1列2番、前は空いてて通路脇、絶好の位置取りでした。
周囲の環境も悪くありません。
ただ、斜め後ろのご婦人がスニーカーを履いた足を私の顔の横にぬっと出してこられたのはびっくり。
奥の老婦人が「通してください」とおっしゃったのは、西の人間には喧嘩を売っているように聞こえます(笑)。
分散退場を守らない人が多いのにも驚きました。