6月の公演。

 

博多座には2度行ったことがあります。

客席の傾斜が大きく見やすかったです。

芝居見物には美味しいものと買い物が欠かせないものですが、売店の充実にもびっくり。

 

さてまずは「鷺娘」。

2度目の博多座で見たのは猿之助さんの「男の花道」。

劇中劇でこの舞踊も少しなさいました。

これからの歌舞伎界を引っ張っていかれるであろう猿之助さんと菊之助さんの違いが何となく感じられた次第です。

 

それにしても梅幸さんにそっくり!

とくに目元。

そして娘の姿での着物2枚の趣味もお祖父様のお好みのようにお見受けしました。

 

「魚屋宗五郎」ではお父様の跡をしっかり継いでおられるなあと。

三津五郎さんの若々しい宗五郎も思い出されます。

 

今回は地方公演なので仕方ないかもしれませんが、脇がもうちょっと重いとよいかも。

酔っぱらっていく過程のアンサンブルは密ながら少々ドタバタ感が出てしまいます。

歌舞伎座での再演が待たれます。

 

とはいえ、梅枝さんがお父様のお役を引き継いでおられるのは心強い限り。

 

「男の花道」であまりの可憐さにびっくりした米吉さん、今回もおなぎ役で気を吐いておられます。