久しぶりに茂山さんの狂言が見られると楽しみにしていました。
番組が始まると、女性3人が登場。
見功者の先達が初心者を指南するコーナー。
どのジャンルでも、自分の力でハードルを越えて入っていける人だけにしないとダメだと思っています。
そうでないと、その世界のルールさえ守れない人が乱入する結果に。
コンサートホールで皆さんの邪魔をすることになったり。
NHKが率先して「ハードル下げ」をするのはやめてほしいです。
そして、「このハードルを越えよう」と思った時にそう出来るのが、学力や教養なのかなと思います。
で、茂山さんの狂言「二人大名」。
千之丞さんは童司君!
忠三郎さんも息子さん!
可愛い子役だった逸平君も中年に!
私が親しんでいたのは相当昔の話。
皆さんお声がよく通って、言葉も聞きやすいです。
ただ、逸平君のお祖父さんの千五郎さん、童司君のお祖父さんの千之丞さんは、出てこられただけで可笑しかった。
そういう雰囲気はあまり無く、何だか退屈になって途中で消してしまいました。
次のお能ももうパスします。
能狂言は能楽堂でないとダメかもしれません。
ああいう異空間に溶け込んでこそのものかと。
テレビでは伝わらないのは歌舞伎以上だと思います。