先日の新聞に欲しい情報の続報が載っていた。

 

 

フランスに留学した筑波大生の黒崎愛海さんが2016年に現地で行方不明になった事件である。

 

このブログでも2回か3回ほど触れた事がある。最後に触れてからどれ位経ったであろうか。恐らく1年以上は経っていると思う。

 

 

一応この事件について軽く説明すると、フランスで黒崎さんが行方不明になり、当時交際相手とされていたチリ人のニコラス・セペダ・コントレラス容疑者が母国に逃げ帰ってしまったと言う事件である。

 

恐らく、いや間違いなくこの容疑者が黒崎さんを殺めたと思っているが、当時の情報によれば同容疑者の父親が母国の有名企業の役員を務める有力者で手を出しにくい環境にあるという話だった。フランス当局はセペダ容疑者を殺人容疑で国際指名手配をしているが、チリ国内にいる限りは手を出せない状況にいる。

 

 

今回の記事によれば、チリ当局が来月にもセペダ容疑者を再聴取する事に決まったという話である。

 

 

フランスとの間には日産のカルロス・ゴーンさんとの経営統合の問題やらその意趣返しではないかとされるJOCの武田会長の汚職捜査問題など色々と政治的にも複雑な事情があるが、一方で今回のようにフランス当局が地道に捜査を続けてくれていたんだと言う意味で素直に感謝の気持ちもある。

 

 

「やるべき事はやってくれてたんだな…」と。

 

 

今回の再聴取の件に日本政府がどれ位関与しているのか分からないが、最大限の協力をフランス当局にして可能な限りの圧力をチリ当局に掛けて欲しいものである。

 

 

チリ国内で正義が下される事を願いたい。