このニュース記事を見て、あぁ、始まったなぁ、という感想を抱いた。
-「恋愛は加害行為」「リスク高すぎ」若手男性の会話に絶句-
https://news.livedoor.com/article/detail/31030433/
若者の間でこんなやりとりがあったらしい。
「告白って相手に踏み込む必要があるから、その時点で加害じゃない?」
「断らせるのも負担だし、今の時代リスク高すぎて手出せないよね」
このやりとりをしてたのが、若年男性とのこと。
私は最初、女性が「告白されるのってもはや加害じゃない? 断る負担とか考えてほしいんだよね」って言ってるのかと思った。
ところがどっこい、男性の方が「告らない方がいいよね、恋愛ってハイリスクだし」と言っているのだ。
ついに男女の断絶が目に見える形にまでなったかぁ、と感じた。
興味深いのが、このやりとりにおいては「断られることそのもの」を男性はあまり気にしておらず、加害することを気にしているという点。
つまり、男性が恐れているのは「告白が失敗すること」よりも『加害者扱いされること』だということ。
それってつまり、加害者扱いされるリスクを回避するためなら、恋愛……異性と関りを持つことは捨てれるということなのよね。
そもそもこの潮流の走りは出生率の低下からだと私は思っている。
以前少子化について調べたときに知ったのだけど、出生率の低下って結婚数の低下と相関関係にあるらしい。
ウチは子供いないけど、結婚してる夫婦の子供いる率っていうのは実は大きく変わってなくて、子供の数が減ってるのは結婚する人が減ってるからだとか。
結婚は必要ないと考えてる人が男女共に増えてるそうです。
そして今訪れてるのが、若者の結婚離れの次、若者の恋愛離れ。
ただ、これはデータがないので集めた情報の肌感覚でしかないけど、恋愛離れは男女共にというよりは、男性に顕著な気がする。
つまり、恋愛したい女性がいても恋愛したい男性がいなくなってきてるのでは、ということ。
その理由というか原因というか、要素はけっこういろいろあると思うんだけど、男性のリスク回避指向がかなり急激に上がっている気がする。
リスクに対して敏感で、リスクを回避することにフォーカスすることが多く、安全を優先する行動理念を持つ男性が増えてきた、ということ。
それはつまりどういうことかというと、リスクそのものが増えてるということでは、と思ったのですよ。
男性のリスクだけが、やけに増えてきているということ。
男性の安全が急速に減っているということ。
例えば、集団の中で女性が「なんかあの男性怖いかも……」と言った場合、その男性の行動や言動の裏付けがなくてもほぼ全員がその男性に対して「こいつなんかやったんだろ」と思うでしょう。
逆に集団の中で男性が「なんかあの女性怖いんだよね……」と言った場合、なんなら言った男性の方がバカにされたり妄言による加害だ、みたいなことになりかねないことが簡単に想像できる。
そういう状況になることが予想できるとき、男性がそのリスクを回避するためにとれる行動はなんだ? と考えたら、女性と関わらない、というところに行きつくんです。
もちろん全ての男性がそう、というわけではない。
ただ、そうじゃない男性、つまりリスクを承知でも動ける男性って、要はコミュ力のある男性だと思うんですよ。
コミュ力があるということはつまるところ味方を作ることができるということでもある。
集団の中で味方、仲間、友達がいれば、女性が「あの人怖い」と言っても「いや、あいつがそんなことするとは思えない」という認識が生まれる。
しかしコミュニケーションが苦手な男性が相手だと、同じ状況でもその男性の味方になる人が男女共に少ないのではないか、と私は考えている。
そして(主にウチの会社の男性がリサーチ対象だけど)コミュニケーションが苦手な男性はけっこういる。
厳密には味方が少ないというか……これは酷いことかもしれないけど、そういう人なら「加害者に仕立て上げられてもまぁ仕方ないか」という風に見なされるのでは、という感じ。
この結婚離れや恋愛離れの流れが生まれ始めたころから顕著なことがもう2つある。
一つは、男性向けのポルノの進化がすごいこと。VRとかね。
もう一つは、女役をやる男性、つまり男の娘、女装男子が増えてきたこと。
増えたというか、市民権を得つつあるということ。
私この流れに覚えがある。
オタクがある時期から急に市民権を得てきたときと似てる気がする。
そう思って調べてみると、動画でもマンガでも風俗でも「男性が女の容姿や振る舞いをして男性を相手にする」というのがとても増えてることがわかった。
男性と女装男子が平日日中の秋葉原を手つないで歩いてるのも見かけたし。
なんで女装男子とわかったというと……トランスジェンダーは女装のプロなんで。
服のチョイスや足の形、歩き方、首、全体の雰囲気なんかでけっこうわかります。
女を装うってホントにとっても大変だからね。
恋愛離れとは少しステージが違うけど、実はDV被害って男性の方が多かったりするし、女性による男性への性加害ってのも実はけっこうある。
けっこうあるということは数値を見ればわかるんだけども、でも目にする機会が全然ないんですよ。
それって、さっき書いた部分と符号してて、
「男性が被害の声を上げてもほとんど真に受けてもらえないどころか二次被害に遭う可能性が高い」
つまり誰も助けてくれないから、自衛するしかないってなるんだと思うんです。
とはいえ私の周りの若い男性たちも彼女いる人はそこそこいるので、あくまでも傾向でしかないとは思うのだけど、話を聞いてるとどうも「恋愛」というよりも「同志」という感じが近いような気がする。
男性が女性をエスコート(おもてなし)するような感じが一切なくて、互いに対等というか、カップルというよりも「仲間」みたいに見えるんですよね。
逆に私に近い年代の人たちは、男性が女性をエスコートするのがスタンダードという風に見える。
お金と、接待力とでも言うのだろうか……私にはどちらもないのでうまく言えないのだけども。
そう、だから今の若者って、パートナーの男性にそういうステレオタイプなもてなしを求めてないみたいなんですよ。
そういうステレオタイプなもてなしを男性に求める女性は、どうもパパ活をしているらしい。
確かに若年男性でお金持ちはあまりいないと思う。
若者のお酒離れたばこ離れ車離れって、あれほぼ男性を指してますしね。
※逆に女性の飲酒、喫煙、運転は増えているように感じます。
代わりにというか、若い男性は料理できる人が多いとか。
まぁこれも傾向にすぎないですが、そういう傾向が目に見える形にまでなってきたというのは、何かしらの大きなうねりの始まりなのではないか、と私は考えています。
いずれにしろ私はこれからお金持ちになることはできないだろうし、マッチョにもなれないし、車もアウトドアもスポーツもまったく興味ないので、お節介なおかん、というポジションでいこうと思ってます。
それしかできないし、自分以外の人間にはなれませんしね。




