はじめてのLGBTs | 『命の授業』『5つの誓い』腰塚勇人

『命の授業』『5つの誓い』腰塚勇人

 体育教師がスキーでの事故をきっかけに、人生も人生観も大きく変わりました。今を自分らしく幸せに生きるためのヒントを普段の生活の中から紹介していきます。

はじめてのLGBTs

先日の箱根でのリーダー養成合宿の
主催者である鶴岡そらやすさん著

「おやこで話すはじめてのLGBTs」
の本をプレゼントしていただきました

LGBTsのこと
なんとなくは分かっていながらも
我が子に説明ができるレベルかといったら
人権という視点ではそれなりに話しはできる?!
程度で、否定も非難もしないけど
どこかで自分には関係ない・・・と
深く理解しようとする意識は薄かったです

鶴岡さん自身がLGBTsであり
元小学校の先生の経歴を持ちこの本の主役は
猫たちなんです

猫の視点から人間の世界を見ての「なぜ?!」を

プロローグ 見えている? 見えていない?
1 「みんな」って誰だろう
2  オス? メス? それとも・・・?
3  男の子だから 女の子だから? あなただから?
4 「みんな同じところ」はないのかな?
5  言われたら「うれしいことば」「かなしいことば」
6  きみはだれが好き?
7 「けっこん」って何だろう?
8 「家族」って何だろう?
9  自分にできることはあるかな?
10  いろんな人がいる世界
エピローグ 世界に一人のきみとぼく

の各章に「かいせつ」「まんが」「ゲーム」と
可愛いイラストの挿絵で
「おやこで」一緒に「ちがい」を楽しみながら
考えることのできる、元学校の先生だったからこその
本だと思いましたし

最後には別冊としてLGBTsについて
「おとなへの解説書」があり
各章ごとにの鶴岡さんの思いが、詰まっています

本を読み終わった後
もっとLGBTsのことが知りたい、学びたい
身近に生きづらさを感じながら生きている方が
いるのかも・・・という気持ちになりましたし

親や先生の言動が子どもに与える影響
=隠れた教育課程 →「ひとつの正解」の危険性を考えると
これからの時代、違いやLGBTsについて
大人や親が理解を深めるための学びは必要です

鶴岡さんは別冊の中でこういわれています

★「自分は自分、人とは違う存在」
 そう思えるようになると、共通点も見えてくる
★何を基準に「同じ」「違う」を分けるかは人それぞれ
 多くの観点から他人と自分の違うところ
 同じところを考えられたら面白くないですか
★自分の「当たり前」「普通」で判断、押し付けず 
 知らないことを知ろうとする、違いから学ぶから
 世界は広がっていく

高知県四万十町の大好きな校長先生もよく使う
「地球人」という言葉もでてきます 
ご家庭に一冊あっていい本だと思います
読んでいただけたら嬉しいです

私も自分が身体障がい者になって
健常のときの自分との比較の中で生きていた時は
本当に辛かったですし、周りの目も気になりました

しかし、今では
違いは違いでしかなく、間違いではないし
そもそも間違いって何?!
人として大事なもの、尊重、大事にされるべきものは
何も変わらないはず
みんな強みも弱みももっている
だからこそ、おたがいさま、おかげさまで生きていけばいいし
自分が自分の一番の理解者、応援者でありながら
自分らしく楽しく生きています

鶴岡さんとまた、お話がしたしです
素敵な本を、ありがとうございます!!

今日から2月、今月も一日、一日を大切に
違いを認め喜び合いながら、一笑懸命
感謝と共に楽しく生きます