入院  1日目 | 『命の授業』『5つの誓い』腰塚勇人

『命の授業』『5つの誓い』腰塚勇人

 体育教師がスキーでの事故をきっかけに、人生も人生観も大きく変わりました。今を自分らしく幸せに生きるためのヒントを普段の生活の中から紹介していきます。

入院  1日目



12/20は午後から東海大学病院に入院

前日の青森ツアーから帰ってきて

朝から入院手続きの書類に目を通し

必要な持ち物をチェック、準備

そして麻酔科と手術の同意書を何回も読みました


実は手術には我が家をどん底につき落とした

大事件があるんです


それは7年前、77歳の父親が腰椎狭窄症で

腰痛がひどく手術を受けたんです

長男として医師から説明を受け

「大丈夫ですよ 難しい手術でないですから」

の医師の言葉はいまだに憶えています


そして注意事項と同意書は読んだものの

手術を強く希望していた父親と私もそれで

父親が元気になるのであれば・・・

簡単に手術を受け入れ、念書にもサインを


「手術がうまくいって、また歩けるようになったら

 旅行に行こう」と言って父親を送り出しました


そして夕方、父親の手術は終わり、主治医からは

「手術はうまくいきました これで10歳若く歩けますよ!」

の言葉に一安心以上の喜びを父親に伝え

「また、明日来るから」と家に戻ったんです


しかし、翌朝5時に病院からの電話

「お父様に脳梗塞の症状が出ています

 至急病院に来てください!」と


うそ! マジ?!

腰の手術で何で脳梗塞が起きるんだよ!

それも一番安全だと思っている病院で!


結局、父親は腰痛は治ったものの

手術後に体内でできた血栓が頭に飛び脳梗塞を発症

左半身に強い麻痺が残る障がい者に・・・


あの時の父親の悔しさからの荒れようと

これ医療ミスだろ!!といっても

同意書に手術後の万が一の所にも脳梗塞の言葉もあり

その万が一が自分の父親に・・・


天国と地獄を一夜にして味わった手術の経験があるので

あの時と同じ内容の同意書でしたが

しっかり読みはしたものの、結局は

信頼して手術をお願いし、その責任は自分が・・・


頭では分かっていてもやっぱり・・・

知り合いの全身麻酔で一時危篤になった事例もあったので

どんな簡単な手術といはいえやっぱり怖かったです


血圧、血液検査、レントゲン等の検査と

病室のベットの上で問診を受け

やっぱり来たくないところだなぁ~

家がイイなぁ~と思いつつ

徐々に患者モードになっていきました

そして一番恐れていた言葉が

20代後半の女性の看護師さんから


「手術前に右鼠径部周辺の毛を剃りますので」


やっぱりそうだよねぇ・・・

それも、あ・な・た・様がで・す・よ・ね・・・

自分で剃るわけにはいかないですよね・・・


相手は仕事とはいえ50過ぎのおじさんは

超~恥ずかしかったですし

なんだか逆に吹っ切れ、まな板の上の鯉状態になれ

出された夕食もペロリと美味しくいただき


入院前は万が一のためにメモでも書く?

そんなことを考えたりもしたのですが

すっかり忘れ、その夜もぐっすり寝ちゃいました


自分でできないものはどうしようもなく

なるようにしかならないと開き直れると

楽になるものですね


でも男性の看護師さんの指名ってできないのかな・・・


健康第一です

健康が一番の宝です