親のことは嫌いではなく
割と平和な家庭に暮らしてきていても
何かしらすり込まれているものは
誰にでもあるかもしれない


それを傷だと思う人 思わない人
気づく人 気づかない人
言葉にして伝える習慣がある人 ない人
我慢する人 しない人
親のせいにするとメリットがある人 ない人

千差万別
様々に存在する

親だけでなく人のことが
なんかイヤだなと思う理由も
大人になるとわかってくる

そういうところが
人間生活のおもしろさ

ただ早めに対処法を教えてもらえると
たった「今」困っている子どもたちが
助かるのでは!?とは思う

そんな子どもたちの困りごとの
ヒントになる本

 

 


①親からの圧力に気づく


②自分を認める(心を守る)
 

③流されない

という3つのステップを踏む
練習をすることで
大人になってからも
傷つかないようにできる


スピ系に共通する話は
一瞬出てくる程度で

この本は認知行動療法という
心理学をベースにした
プログラムを提示している


どうして「なんかイヤ」と感じるんだろう


・あなたが感じる「なんかイヤ」の正体
・イヤのことが起きたときの心・体・行動
心のメンテナンスをする
・虐待と「なんかイヤ」の違い
・大人になってからも消えない育ちの傷
自分の親にも育ちの傷があるかもしれない
・育ちの傷の連鎖を止める方法
・傷つかないための3ステップ

親と合わない


・意見が合わない
・親からの質問がうっとうしい
・いつまでも子ども扱いされる
親の期待が重い
・親が行動を決めてくる

親が「私」を見てくれない
 

・他の子と比べてくる
・話しかけても後回しにされる
親の前では「いい子」でいなくてはいけない
・親の「普通」を押しつけてくる
・親から叱られたことがずっと頭に残っている

親の感情に振り回される
 

・親がすぐ不機嫌になる
・親同士がケンカばかりしている
他の人や芸能人の悪口を聞くのがイヤ
・親から頼まれる事が多い
・つい親に乱暴な口をきいてしまう

本当に困ったときのSOS


・私が悪いのかもと思ったら
「私のほうがおかしいのかな」と聞いてみる
・学校の先生や頼れる大人に相談してみる
相談できる窓口に電話してみる
親が困っている場合もある



などなど

様々なモヤモヤを例にして

その対応方法が子どもでもわかるように

丁寧に書かれている


純粋な言葉でまっすぐに
自分の気持ちを表現して
大人に気づきを与える子どもも
いるにはいるけど

子どもたちの多くは
どんな風に伝えたらいいのか分からず
経験が多い大人たちの言葉を聞いて
素直に従ってしまうことが多いような気がする


暴れてみたり

不規則に心が不安定になったり
自分を傷つけてみたり…

単純に
どうすればいいか「知らないだけ」の
子どもたち


誰かに相談しても
最初の一回で信頼できる人や大人に
出逢えるとも限らない


何度も違う人に相談して
自分に合う大人に出逢う前に
心が折れてしまうことも
あるかもしれない

そうなる前に
一度読んでみるといい本



いろんな本を読んでも
人間に対することと同じで
今の自分に合わない
答えがないこともある

それでも本来の自分に戻れる方法を

いろいろな方面に探し続けて欲しい
 

それらしい人や本に
答えがないと感じても
これだと思えるものが見つかるまで

ある日突然
全く別の世界から
自分が自分らしくいることを
助けてくれるものごとが
出現するかもしれない



ほんとうは自分自身の中に
「そのチカラ」は最初から備わっていて
親や他人は関係なく
自分のことは自分で導いていけるんだと
気づくまで

 

 

相談された大人たちもまた

どうしていいかわからず

対応できないこともある

 

ただ知らないだけのことがある

 

子どもたちと一緒に考えようとする気力が

あったりなかったり
大人のその時の状況によることも

少し考慮しつつ

 

外側を責める必要はないし

自分を責める必要もない

 

状況はきっと変化すると信じて

チャレンジしてみてほしい

 

 

 

 

 

 

子どもでも大人でも

最初から何にでも対処できる人間がいたら

もうこの世に生きてる醍醐味が

ないような気がする

 

 

 

完璧じゃないことを

楽しんでるんだよ

 

面倒なことをしに

生まれてきたんだよ

 

闇を光にできる力を

誰もが持っているんだよ