第3回「困難と向き合う」

 

◆自分自身には成し遂げ難いことが

  あるとしても 

  それが人間に不可能なことだと

  考えてはならない

◆むしろ人間にとって可能でふさわしい

  ことであれば

  自分にも成し遂げられると考える

どんなに苦しい困難に遭っても

  自分だけが初めて経験することではない

◆先人が乗り越えてきたことならば

 自分にも乗り越えられるはず

◆本性上耐えられないことは

 誰にも何ひとつ起こらない

悲しみは不幸ではない

◆むしろそれを気高く耐えることが幸福

どんな困難の中に在っても

  自分を見失わない

◆悲しみは自分と向き合うこと

悲しみを抑える必要はない

◆降下エネルギーを上昇エネルギーに変える

◆善悪無記(ニュートラル)で在れ

あらゆる事物はそれ自体では

   (自分が意味づけするまで)

  善でも悪でもない(区別はない)

◆苦難=不幸ではない

◆幸福になれるように判断する理性=ロゴス

  ※ギリシャ語で“アレテー”

   =徳・(魂が)優れていること

◆財産や地位そのものは本来善悪無記

◆アレテーが伴えば善(タメになる)

  伴わなければ悪(タメにならない)

(人には言われたくないが)

  病気で学ぶことも多い

◆起こることすべてを難儀なことに思えても

  喜んで受け入れる

◆起こることはすべて正しく起こる

◆自然に即して悪いものは何一つない

◆運命を愛する(自分で思うもの)

運命から逃れられなくても

  どう受け止めるかは

  自分で選ぶことができる

◆「逃げ」ではなくその場を離れる

  別の選択をするという決定もある

自分は困難に立ち向かっていける

  力があるということを信じる

◆他者も困難を克服する力があると

  信じられることが本当の信頼

 

 

 

祝福