三輪山登拝の後
クタクタの身体を
やっとこさJRに乗っけて
向かったのは…
天理市。
その日は登拝だけして
また温泉に身を浸して
身体の謝恩会だ!!
と考えていたが
登拝後High
とでもいうのか
以前行こうとして断念した
石上神宮(いそのかみじんぐう)にも挨拶せな!!
となぜか思った自分……
今考えても「よくぞ行けた」と思う。
だって帰る途中にあるんだもん……。
呼ばれたというか
呼んだというか…。
脚がおバカのうちに
行ってしまえ!!とでも思ったのか。
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石上神宮へは
駅から徒歩30分。
往復1時間歩いた。
(だって路線バスは期間限定で、なかったし!!)
(タクシー乗って、運転手さんを疲労無視したくなかったし!!)
まだ脚を酷使するなんて
ドMなのかな?自分…
なんて思いつつ神宮へ。
途中、天理教の本部なる
どデカい建築物に
圧倒されながらも
フラフラと歩いた。
石上神宮はそれほど広さはないが
大神神社とはまた違った雰囲気だった。
凛とした、というか、涼やかさ漂うというか。
御神体の違いかなぁ?
単なる主観だけど。
入口の鳥居に近づくと突然
神の使いだという鶏さんが
素晴らしい声を出して
コケコッコ~!と鳴いてくれた。
「え?朝来ちゃった?」
なんて苦笑しつつ見ると
放し飼いされているらしい
尾長で美しい鶏夫妻がいて
どこか達磨さんが転んだ風静止状態で
向き合ってくれた。
放し飼いのことは知らなかったが
境内には他の種類の鶏さんもたくさんいて
その穏やかさに癒された。
拝殿(本殿)であいさつをして
そんなに長居はしなかったが
九州国立博物館で見た「七支刀」の
本来の居場所でもあるらしかった。
(百済はなぜか好き)
楼門前の階段をあがったり
鶏さんたちを眺めたりして
ボーっとしつつも
屋根の細かいつくりに見入ったりした。
三輪山頂上にいたアゲハと
同じ種類の蝶が
ヒラヒラと寄ってきてくれたりもした。
ほんと、敢行できてよかったけど
三輪山にパワーをもらったというか
前日から鍛えられた
自分の脚を信じたというか…。
ありがたいことに、
まだまだ動く
自分の脚に感謝する一日になった。