行ってよかった博多の東長寺


石碑

空海さんが帰国後つくった初の密教寺院、らしい。

ほんと、空海さんの有り余るパワーって

あの世からも届く力の源って一体どこからくるのかしら。


街中の寺院で入山料も要らないから

人の出入りが多くて賑やかだった。


四分咲きほどの桜と六角堂と空のコントラストが素敵。

うまく撮れてないし、撮ろうともしてないけど。



桜空六角堂

木造日本一の大仏様を拝んで

割と触れるほどゆるめに置いてある

平安時代の仏像などを見物。


極楽地獄めぐりは

暗闇だと分かっていても

やっぱり怖かった…。


昔のお化け屋敷やんか!


ただただお日様の光の有り難さに

感謝するばかり。

(たぶんそういうのも狙いなんだろうけど)



福岡大仏より先にごあいさつした

六角堂の弘法大師像。

ピント合ってないよ~。

「どうしたもんじゃろの~」(先取り)
弘法大師さま
こちらの空海さんは

「よう来たな!」って気軽な感じがした。

活き活きとしたお顔でコミカルというか。


右隣は文殊菩薩様。さすがの気品。

下の獅子さんがクワッと口を開けていてかわいかった。
文殊菩薩さま

こちらの前では

みんな幸せになりますように!

4歳ほどの女の子が手を合わせていた。


なごむ~!わかってるね~!

そりゃもう、あなたのその声だけで

みーんなしあわせになるよ~!

ありがと~!って感じ。

ギューッ!と抱きしめたかった。


六角堂は御開帳中だったけど

外扉が三面しか開いてなくて

全面の仏像を見ることができなかった。

中に入ってグルグル見てまわれなかったし

ざーんねーん!


仙厓さん作らしい扉絵も視界には入っていたけど

どれがどれだか説明がなかったので未確定。



黒田家藩主のどなたかの墓石の上の白い鳩さん。

「あなたそこで何してんの?」って感じで見られた…。
空上の鳩

ここの墓石は…忘れたけど、

空風火水地の五つの石づくりだった。

めずらしか~(?)。



本堂には空海さん作の十一面観音菩薩像(秘仏)

自作像(秘仏)お不動さん(全開お仕事中!)が配置。


檀家さんたちの集会日だったらしく

大勢の方がご来場。


ご住職七人ほどのライブ(読経)&トーク(説教)が行われていて

マイクと太鼓と木魚と合唱と

祈祷護摩焚きのパチパチという炎の音、

檀家さんたちの読経も相まって

ステキな空間に居合わせることができた。


お不動さんの迫力たるや!

読経のちからも加わって

「煩悩くまなく焼いたるで~!まかせとき~!」って

なぜか関西弁の感じで

一時間半くらい連続勤行。


目を閉じて色々なことを

空海さんに向けて話してみたりした。


瞑想したことないけど

たぶんそれに近い感じで

包まれてる感じがして

気持ち良かったな~。


途中でひとりになりたくなって

どうしようかなーと考えていたら

「本堂の横にええとこあるよ」って

なぜか思い浮かんで


外に出て行ってみたら

五重塔の横に確かに

ちょうど誰もいないお堂があって

靴を脱いであがって

ゆっくりお祈りすることができた。

ラッキー!


数珠状の鈴緒が珍しくて

「聖天」「摩利支天」「十一面観音」の額が

掲げてあった。


そこでお祈りしていいものかどうか

仏様の分野はわからなかったけど

いろいろとお願い事もした。


わたし、人を見下したり

バカにしたりする心をなくしたいんです。


わたし、人と比べて悲しくなったり

優越感を感じて自分を安心させたり

差別したりする心をなくしたいんです。


誰かの価値観で生きたくないんです。


そんなことがつらつらと出てきて

そのまま心の中でお願いしてみた。


お願いというより決意なのかなぁ。


そのうち…といっても10分弱ほどして

海外の観光客らしき方々が数人やってきて

集中力も切れたところで祈願終了。


お祈りの仕方でたぶん台湾の人だった。

いや、知らんけど。


初めての東長寺。

気持ちがよかったな~。


みんなの祈りのパワーかしら。

のーんびり、ほーんわかしていた。