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<日経新春杯>◇18日=京都◇G2◇芝2400メートル◇4歳上◇出走16頭
 大逃げを打った49キロテイエムプリキュア(牝6、栗東・五十嵐)がまんまと後続を完封した。愛知杯18着から大変身。ラストランの予定が再検討され、現役続行プランが浮上した。デビュー3年目の荻野琢真騎手(20=大久保龍)は重賞初制覇を飾った。

 鮮やかな大逃げだった。すいすいと気持ち良く逃げるテイエムプリキュアが、3コーナーの坂の頂上を過ぎて加速する。後続馬は何も来ない。リードを広げて4コーナーを回る。最軽量49キロは止まらない。直線、2番手との差は6馬身以上。もう届かない。激しい2着争いを尻目に、3馬身半の差をつけてゴールへ飛び込んだ。

「とにかく必死。後ろもターフビジョンも見る余裕はなかった」。重賞初制覇となった3年目の荻野琢は、ほおを紅潮させた。前走愛知杯に続く2度目の騎乗。早め先行で3着に粘った昨年のVTRを何度も見てイメージを焼き付けた。「先生から坂の頂上から出せと言われていた。長くいい脚を使うので、それを生かしたかった」。100点満点の騎乗で期待に応えた。同型ドリームフライトとの駆け引きは、レース前に決着していた。西田の「お前に突かれるのは嫌だから、控えるよ」という言葉に、すんなり先行できる伏線があった。愛知杯の18着大敗で、ライバルたちも甘く見ていた。

 絵に描いたような結末に五十嵐師も満面の笑みを浮かべる。「展開がばっちりはまった。こんなに楽な競馬をさせてくれるとは思わなかった」。恵まれたのは展開だけではない。天も味方した。レース前から降っていた雨。「あの日も、そうだったな」。G1初制覇した阪神JFのときと同じ湿った馬場も、3年1カ月ぶりの勝利を後押しした。

 当初はこのレースで引退し、21日に退厩する予定だった。だが大金星に竹園オーナーは「2、3日たってから、ゆっくり決めたい」と引退プランを保留。現役続行の可能性が出てきた。今後の動向が注目される。【松浦渉】


デイリースポーツだと
「日経新春杯・G2」(18日、京都11R)

 大逃げで風向きを変えた。11番人気のテイエムプリキュアが、鮮やかな独り旅で3馬身半差の圧勝劇だ。05年阪神JFで2歳女王に輝いて以来、2度目の重賞タイトル獲得は約3年2カ月ぶりの勝利。ラストランとなる予定だったが、見事な復活Vで今後は白紙となった。メンバー最速の上がりで追い込んだナムラマースが2着。連覇を狙った有馬記念2着のアドマイヤモナークは5着に敗れた。

  ◇  ◇

 雨中のハンデ戦、荒れる要素はそろっていた。11番人気のテイエムプリキュアが最軽量の49キロを味方に、鮮やかな逃げ切り勝ちで重賞2勝目をゲット。03年の北海道オータムセールで262万の購買価格で競り落とされ、3戦3勝で阪神JFを制したシンデレラガールが約3年2カ月ぶりのうれしい美酒に酔いしれた。

 振り返れば、2歳女王獲得も雨の決戦だった。「パドックで、あのときのことを思い出した。もっと降らないかなって思ったよ」と五十嵐師はにこやかに話した。自身に初めての重賞勝利をプレゼントしてくれたプリキュア。6歳を迎えての白星に、「展開がバッチリとはまったね。坂の下りで“ひょっとして”と思った。(騎手が)最高の乗り方をしてくれたね」と底力を見せつけた姿を喜んだ。

 ドラマを演出したのは今年、成人式を迎えたばかりの若武者だった。5度目の挑戦で初の重賞タイトルをつかんだ荻野琢は「必死で追いました」と、くしゃくしゃの笑顔を振りまく。先頭を奪うと、マイペースで後続を引き離した。4角でも10馬身ほどのリードを保ち、最後はステッキを持つ左手でガッツポーズをしながらゴールへ飛び込んだ。

 3馬身半差の危なげない勝利。「ハナに立つとふわふわすると聞いていましたが、周りが行かないようでしたし、向正面でもリラックスして走れていました。長く脚が使えるので、先生(五十嵐師)の指示通りに3角から動いていきました。セーフティーリードをうまく生かせましたね」と会心の逃走劇を振り返る。

 本来なら、この一戦を最後に引退するはずだった。しかし、師は「まだ走れるのは分かった。次のことは決まっていません。2、3日ゆっくりして、そのあとにオーナーと相談してからですね」と白紙に戻すことを示唆。鮮やかな復活劇で風向きを変えた“根性娘”の動向に注目が集まる。



新番組になろうとした時期に見事勝ちましたねwwwww
3月20日に公開する「プリキュアオールスターズ」の効果だねwwwww
これは見に行かないとww

プリキュアたんのメンコにはまだなぎさとほのかがいますww