ペーパードライバー講習

 

③やるべきことの言語化がとにかく上手

「気を付けてね」というのは、運転に際して、最も多用されるアドバイスだと思う。
でも、私たちペーパードライバーは思うのだ。
「おいおい何にどう気を付けたらいいのか。
そして、どこまで警戒すれば気を付けたことになるのか」

交差点に左折で入るとき、入った後の目線、速度、ハンドルを切るタイミング、全部綺麗にアシストが入る。

 減速したら余裕できますね、はい、ちらっと左サイドミラー見ましょう。大丈夫ですね。
 歩道の端がカーブしてきたら、それに合わせてハンドルをゆっくり切ります。目線を歩行者に。
 バイクがすり抜けて来ないように横断歩道のギリギリで停止しましょう。もっと前でいいですよ。
 これで歩行者が途切れたらすぐ出ます。目線は左折後の車線の右側を見て車を寄せていくとスムーズになりますよ。

適切なタイミングで言われるから、そこに集中できる。

「ハンドルが遅い」「もっと右」とかって言われても
数字で表現できないから、どれくらい修正すればいいのかがわからない。
それがいくつも同時にやってくるともうパニックになる。

正解を言語化してくれるんですよね。
運転はそもそも体で覚えるもので、言葉で教えるのは交通ルールくらいだと思っていたけれど、
こんなに言語化できるんだとびっくり。
もちろん、私が頭で入りたいタイプなので、それに合わせた教え方をしてくれていた。
若い男の子は違って、まずとにかくやらせてみて
「今うまくいかなかったのわかった?」とあえて失敗して(もちろん安全な範囲でね)
理由や正解を説明する方がうまくいくらしい。

高速の合流(そう、私は首都高で講習したのです)なんかも典型的なそれだ。
どのタイミングで、どの車を意識するのか、そして入れてもらうためにはどうふるまうべきか。
乱暴な車が来たら、どう対処するのか、それぞれ教えてくれる。

首都高の講習は本当にやばかった

C1とC2と、それぞれ1週ずつ走った。
講師の方が、ルートや時間帯の混雑状況をすべて把握されている。


この時間帯はこのルートは混むんですよね。
ここは左側の車線だと進むから、今のうちに左に変えておきましょう。
はい、あの白いハイエースの後ろに入れますか。

ちょっと右側から合流と車線変更が来てますけど、
あと200メートルくらいでセンターラインが黄色くなりますからもう一息頑張ってください。

この先はC1で一番Rがきついカーブです。
制限速度が50キロに変わりましたね。
スピードはいい感じです、目線を落とさずに遠くを見て大きく回れば大丈夫ですよ。
はい、一番きついこのカーブ行けたから首都高のカーブは全部いけますね。

(南千住過ぎて)この道は、比較的スピードを出して通るルートなので、地面に斜度が入っています。
たったの1~2度でもこんなに傾いて感じるんですね。
地面が傾くとハンドルが取られやすいんですが、きちんとセンターキープできています、素晴らしい。

C2の王子駅は地上を通せなかったから、地上7階から地下2階までいっきに下ります、
と言っても、高速道路はうまくできているので、意識しないと下がってる感じはしないですが。
アクセルを踏まなくてもスピードでますよ。って詰まってますね。
距離を詰めすぎて慌ててブレーキを踏むと、こんな風にブレーキ渋滞になります。
良くない運転ですね。でも、これは詰まっているだけだからすぐに解消します。
ほらね、動きはじめました。はい、横見えますか、ちょうどここが地上ですね。かなり降りてきましたね。

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何?まじでこの人何者?と何度思ったことか。
もはや芸術の域だった。
前後の車両、数百メートル先の道路状況、私の表情やしぐさを見て、的確な指導・コメントが入る。

これ、首都高走ったことない人には伝わらないと思うけれど、
首都高って分岐が頻繁にやってくるし、左と右の両側からガンガン合流があって、
ビルの間を通っててアップダウンがめっちゃ激しい。だから高速道路なのに制限速度が60キロ。
交通量も当然多いし、60キロで走っている車も多い。(夜間はそうでもないかもな)
ナビがあってもよそから来た人が運転するのはばちばちハードル高いと思う。

加えて。
日本橋近くの地下ルートを通っているとき、ここは元々本物の川だったんですよ。
あの橋脚も当時は橋だった。から道幅がとても狭いんで大きい車は注意しないといけないんです。
5号線の南池袋のPAは加速前に一時停止があって、数メートルで加速しなければならないし、

合流される側もカーブで見通し悪くて危険なので、
初見殺しというか、入ったら出られないPAなので、入らないでくださいねとか。
なんてことも教えていただきました。

私は、この講習が終わったからと言って一人で首都高を運転できるとは思えないけれど、
首都高(C1とC2)を走ったという事実が私の自信になり、
2024年、首都高以外、東名、東北道、関越道、をぶいぶい言わせております(笑)

私ひとり、あるいは夫のサポート、それでは決して手に入れられなかった未来を
手に入れたわけです。プロの力でをお借りして。


私は、この講習に6万円払って、3日間、合計8時間の講習受けました。
受けたあとだから核心を持って言えるけれど、自力では絶対に運転できるようになっていない。
導いてくれるプロがいることで、最短でゴールにたどりつけたんだと思う。

プロの力を借りることで、手に入れたすてきな未来の話でした。
カウンセラーの力を借りるから、たどり着く未来がある。

私のカウンセラーさんもそうだし、私自身もそうなっていく予定です。

 

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