裁判員制度で、初めての死刑判決が出た。
裁判員の心のケアが必要であると言われている。

一昨年、NHK特集で裁判員制度に先立ち
模擬裁判の裁判員の取り組みを
ドキュメンタリーで追った番組が放送された。



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その中でも、死刑判決が出されたのだが、
非常に厳しく、悩ましいやり取りが繰り広げられた。
法律用語と日常用語の違い、
法律のとらえ方と更生の可能性、
被害者の家族と被告の家族
当事者たちの背景や状況、感情など

観ているこちらも、息詰まる雰囲気であった。
その裁判員の言葉には
「裁判員を模擬でも体験することで自分自身の人生観が変わった」
「人生や社会、法律などを深く考えるようになった」
といったものがあった。

私個人としても、同じ感想を持ち、
社会保障の重要性、死刑への疑問を強く意識するとともに、
社会システムに参加することで、
そのことについて、初めて当事者として考えるのだとも感じた。

自分自身が裁判員に選ばれたなら、
おそらく非常に悩むことになるだろうし、
その人だけでなく、社会制度などについても
思いが及ぶだろうと想像できる。

裁判員の心のケアは必須だと感じると同時に、
裁判員のケアだけにとどまらず、
社会全体としての方向性も考え、
積極的に取り組みたいと感じた。