オリックスの清原選手が引退した。

いろいろな見方がありますが、

まずはご苦労様と言いたいと思います。


達成できた記録、達成したかった記録、活躍。

いろいろな意味で満足感と

心残りがある野球人生であったのではないかと思います。


個人的には、体の故障を抱えながら

現役続行にこだわり続けてきたその姿勢に

強く共感を覚えるとともに、うらやましい人生であると感じています。


周囲の支えとファンやマスコミからの声、

思いどおりにいかない自分自身など、

いろいろなことが渦巻く中でのプレイは

本当に辛く厳しいことだったと思います。


それでも、すべて成功に終わった人生よりも

ずっと尊く、価値のあるものであったと思います。


私自身、自分のふがいなさから

明日以降がまったく見えず、

押しつぶされそうになった時期が

3年ほどあります。


今から思えば、大したことのない問題であり、

自分自身が問題の最大の原因でありました。

それは、自分にとっても非常に価値のある時間でした。


ただ、その当時は、このままのトンネルが

果てなく続き、人生が終わってしまうのではないかという

不安でいっぱいでした。


ただ、その経験から家族や友人のありがたさ、

自分の甘さや傲慢さ、

今ある時間の尊さを学んだ気がいたします。


若いころの苦労は買ってでもしろと言いますが、

その通りだと思います。

(その真っ只中にいるときは、そんな余裕はありませんが・・・)


何にせよ、清原選手の野球人生は

いろいろな出来事があり、本当に美しい光を放っていると思います。


これからの人生は、きっと素敵なものになるだろうと思います。

私も負けないくらいの素敵な人生と時間を歩んでいきたいと思います。


わき