2020年に、1990年比15%の温室効果ガス
排出量削減に向けた経産省の動きです。
新興国の成長を、日本のインフラシステム
の売り込みで取り込もうとする官民連携
の一環でもあります。
(Sankei Biz 3月26日)
直嶋正行経済産業相は26日の閣議後会見で、
独自の2国間協定に基づいて、途上国などと
温室効果ガスの排出権を取引する仕組みを
検討することを明らかにした。日本企業が
輸出した原子力発電などの省エネインフラが
海外で削減した分を、日本の削減分に
組み入れられるようにする。
現在も、国連のクリーン開発メカニズム
(CDM)に基づき、途上国などで省エネや
温室効果ガスの回収に貢献すれば、削減した分
を排出権として獲得できる仕組みはある。
ただ手続きが煩雑だと指摘されており、
直嶋経産相は「今の制度は使いにくい。
世界全体でどれだけ実効性を挙げられるか、
若干疑問もある」と述べ、別の方法を探す
必要性を強調した。
新たな仕組みは2国間の協定が前提だが、
すでに米国内でも同様の動きが出ており、
日本政府として国際会議の席でも導入を
主張していきたいという。
一方、同日の閣議で、経産省内にインフラ
システムの輸出を担当する審議官ポストを
新設することを決めた。単体機器を売り込む
従来の方法ではなく、運用管理のノウハウも
含めたシステムとして輸出を進める
新成長戦略の方針に沿ったもの。
