【NPV】
NPV=FCF0+FCF1/(1+R)+FCF2/(1+R)2+・・・+FCFn/(1+R)n
FCF=EBIT×(1-実効税率)+減価償却費-設備投資-増加運転資本
R:割引率(資本コスト、IRR)
【内部収益率IRR】
NPV=▲初期投資+∑(FCF現在価値)=0とする割引率RがIRR
【資本コスト】
ü 企業の資本コストは、その企業が発行している全ての証券から成るポートフォリオの期待収益率であり、資本市場で決定される。
ü 当該企業の資産に対する投資についての資本の機会費用であるので、当該企業が行う、平均的なリスクのプロジェクトについての割引率として利用される。
ü 但し、Green Fieldプロジェクトで当該企業の既存事業に比べリスクが高い場合には、それに応じた「資本の機会費用」によって評価されるべき。
例えば、資産AとBによって構成される企業の価値は次のようになる:
企業の価値=PV(AB)=PV(A)+PV(B)=個々の資産の価値の合計
投資家は、Aの予想FCFをAのリスクを反映した率で割り引くことで価値を求め、BについてもBのリスクを反映した率で割り引くことで価値を求める。
つまり、真の資本コストは、プロジェクトを実行する会社によってではなく、その資本が使われるプロジェクトのリスクによって決まる。実際には、評価の対象プロジェクトとリスク・プロファイルが同様な他資産から得られる期待収益率を用いる。
【NPVと資本コスト・IRR】
ü NPV>0(そのプロジェクトに投資)となるのは、IRR>資本コストのとき
ü つまり、資本コストとプロジェクトIRRを比較することは、実質的にはプロジェクトが正のNPVを生むか否かを分析すること
ü 投資判断には、NPVを基準とした方がよい?
【EVA・ROIと資本コスト】
ü 会計上のROIが低く、明らかに負のEVA[EBIT×(1-実効税率)-資本コスト額]を有する、Green Fieldプロジェクトを重視すればするほど、事業の収益性は当然低くなる。
ü プロジェクトや部門の収益性の基準は、当該プロジェクトや部門における投資の資本コストであるべき。“実際の”利益EBITと資本コスト額を比較することが、EVAの全てである。“当該プロジェクトや部門の会計上のROIが、当該産業において成功している他プロジェクト/他社と同じ水準であるか?”と問うべき。