2月7日の日経朝刊に、エルピーダメモリの坂本社長
のインタビュー記事があった。
現在、半導体業界は好調であるが、2010年後半から
2011年にかけて、いわゆるシリコンサイクルの「谷」が
くる可能性ありとのこと。
しかし、業界の淘汰が進んでいたり、半導体の
領域が家電や自動車等アプリケーションが広がって
いることから、「谷」と「山」の差はそれほど大きく
ならないのではないか。
エルピーダメモリは、DRAM専業メーカーで、その
ライバルは業界トップのサムスン電子であるが、
坂本社長の言葉で印象的だったのは、”トップ
の座に固執して、過剰投資になっては意味がない。
1位になるか、2位になるかは自然の成り行きだ。
大切なのは業界の健全な成長。”という認識を示して
いたこと。
業界全体を俯瞰した経営センスに敬服した。
エルピーダメモリは、そのグループ内に、台湾の
有力DRAMメーカー瑞晶電子等を擁し、また、
デザインルール40ナノメートルという先端技術の
量産化に目処をつけ、業界内でのポジショニング
もしっかりできていることも、注目に値する。
瑞晶電子は、台湾でも最高水準の生産効率だ高い
とのことで、設備投資は瑞晶を先行させるとのこと。
日本の経産省には面白くないかもしれないが、
グローバルかつ俯瞰的に経営戦略を立てている
ことが素晴らしい。