三菱商事と三菱地所は、高速道路会社や自治体などと組み、

電気自動車(EV)用の充電インフラの全国整備に乗り出す。

主要都市や幹線道路沿いに2012年までに最大で1000カ所

の充電器を設置、企業や個人に有料で提供する。

電気自動車はフル充電で走行距離が百数十キロメートル

と短い。大都市を中心に約100カ所しかない急速充電器を

増やし、電気自動車の普及を後押しする。


三菱商事と三菱地所が中心となり事業を推進するための

協議会を今春、発足させる。自動車メーカー、通信、

大手小売りや自治体などに参加を呼び掛け、東京電力

にも協力を求める。


[119/日本経済新聞 朝刊]



これが、日経の第一面でした。EVインフラの普及における


そうしたところ、期を一にして、三菱商事と日経BP社が

共同出資するコンサルティング会社テクノアソシエーツが、

EVプラグイン・ハイブリッド車普及に向け、

「蓄電池の低コスト化」、「充電インフラの整備」、

「人々の意識の変化」の3つの課題視点で、様々な

ビジネス・モデルの実現性について検証したレポート

「EVの普及と社会システムの変貌に潜む20の仮説」

を1月29日に発行するそうです。

【蓄電池の低コスト化】の仮説

●『電池コストは2015年までに1/2~1/3へ、

 1/10は材料の根本的な変更が必須』

●『EV用電池のリユース(中古利用)は、

 電池の残価評価の仕組み作りが難航』

●『低価格電池は中国や韓国のアジア勢が主導、

 海外製EVや改造EVに搭載』

●『EVの電池交換式は、電池の標準化が進まず、

 採用は一部の地域に限定

●『EVの量産化とともに電池コストが低減、

 家から売電する電源としても利用』

●『家・オフィス用の定置型電池は、経済性の

 ハードルが高く、採用が限定的』

【充電インフラの整備】の仮説

●『EV用充電インフラは、家庭やコンビニ、

 駐車場などの200V単相電源を中心に普及』

●『急速充電器の整備は国や自治体の補助金に依存し、

 カバー率は地域によってバラつく』

●『EVの満充電は基本的に家で実行し、

 外の充電器は継ぎ足し利用で補完的な役割』

●『50kW未満の中小容量型充電器が登場し、

 急速充電器の低価格化・普及を後押し』

●『急速充電器の普及は、自動車の情報化および

 情報通信インフラとセットで進展』

●『充電サービスは課金が基本だが、当初は

 設置事業者がサービスの一環として無料開放』

●『日本の「スマート・グリッド」構築は家の

 スマート化が牽引する』

【人々の意識の変化】の仮説

●『車両の電動化は、電動アシスト自転車や

 バイクなど二輪から浸透していく』

●『EVは宅配車、バス、カーシェアリング車、

 タクシー、レンタカーなど業務用から普及』

●『EVの普及は国や自治体の補助金、税制優遇に

 支えられて進展』

●『EVを活用した観光ツアーが地域の活性化に貢献』

課題としては、設備投資計画の実行を忍耐強く支える

ファイナンス計画や、スマートグリッド技術も含む

運営・管理・通信用の制御システムの開発が大きいのでは

と思っていました。