ここしばらく多忙を理由に、ブログを休んでいましたが、2010年元旦でもあり、
Resumeしたいと思います。
NHKで、坂の上の雲がドラマ化され、サラリーマンの間で
昼食時などの話題になっています。
私は、司馬遼太郎の「坂の上の雲」を、バブル経済が崩壊した頃に
読みました。
なぜそのタイミングで読んだのか、偶然だったと思いますが、今考えると
その時代の雰囲気=閉塞感がそうさせたのかなとも感じています。
その閉塞感は2010年になっても未だ、この日本という国を覆っている
ようです。
明治時代、当時の新興国であった日本には、明確な国家戦略が
あったのだということが、司馬遼太郎の描く物語から読み取れます。
欧米列強の脅威に晒された国家存亡の危機という外部環境に対し、
その欧米列強に少しでも社会経済インフラを整備し技術力を蓄え、
早く追いつくというニーズを満たすための国家戦略です。
産業・社会面でも軍事面でも、グローバルな一流国になるため、全ての
国家リソースをそれに振る向けたのだと思います。
そして、それは、国民や企業にも共有された。さらに、第2次世界大戦
の失敗により一度国家としてリセットされた日本は、官僚の強烈な
リーダーシップによって、復興という新しい”坂の上の雲”を追い求め、
再び成就できました。
バブル崩壊後2010年初の今まで、日本には、昔のような強烈な
国家戦略、企業戦略を描ききれずに来てしまったようです。
それが、サラリーマンにNHKドラマの坂の上の雲がうける原因かも
しれません。
昨年末、鳩山政権は、新成長戦略を発表しました。
新需要・リーダーシップ宣言、グリーン・イノベーションによる環境・
エネルギー大国戦略、ライフ・イノベーションによる健康大国戦略、
アジア経済戦略、観光立国・地域活性化戦略、科学技術立国戦略、
雇用・人材戦略、豊かな国民生活の実現を目指した経済運営
というキーワードが挙げられています。これらのキーワード自体に
違和感はなく、その通りだと思います。
これを健全な財政、グローバルに鳥瞰した外交戦略という軸も
入れてどう戦術/施策にしていくかが重要でしょう。
最近言われている官民連携もどんどんやっていくべきでしょう。
Movmentを起こしながら、次世代の”坂の上の雲”を早く設定する
ことが必要だと思います。私も、これから探すつもりです。