今日(日付が変わりましたが)、久しぶりに、海外と電話会議をやりました。

頭が、英語化した勢いで、帰宅後、英国The Economist誌2009年9月5日号をパラパラ読んでいたところ、””Briefing The electrification of motoring(自動車の電化についての概説)"という記事に目が止まりました。


After many false starts, battery-powered cars seem here to stay. Are they just an interesting niche product, or will they turn motoring upside down?


というサマリーになっていました。要は、いろいろ失敗例も出てくるだろうが、(2次/リチウムイオン)電池を搭載した自動車は定着するであろう。それがニッチ市場に留まるのか、自動車の産業構造をガラッと変えてしまうのか?。。。(おそらくその可能性ありと思います。但しリチウムイオン電池がKeyかどうかは不明で、水素エネルギーのChoiceもあると思います)。


Disruptive Technologyという言葉でイノベーションを語ったクリステンセンの理論を紹介した後、デジカメがCCD(Charge-coupled Device)というKey Technologyの発明後初期のニッチ市場から今ではPanasonic製デジカメが世界を席巻していることを引き合いに出し、電気自動車も、リチウムイオン電池というKey Technologyの革新による容量の向上と低価格化が、今はニッチな市場であるが将来のMass Marketになる可能性ありと推測しています。


ここで面白いのは、電気自動車のKey Technologyであるリチウムイオン電池の低価格化と容量の向上/充電時間の短縮の間にはTrade-offの関係があるが、それをどうにかしようというアプローチは、今のところ、3つの切り口で行われていると分析していることです。

そのアプローチとは、


 ①市街地走行(せいぜい160km程度)に限定した電気自動車の開発

 ②リチウムイオン電池を搭載したモーター駆動とガソリンエンジンのハイブリッド、

  ないしは、Extenderと呼ばれるジェネレーターとしてのガソリンエンジンを搭載

  している車の開発

 ③これが一番Radical(革新的)と評していますが、全世界にネットワークがある

  ガソリンのサービスステーションという自動車が走るためのインフラを、

  充電ステーション/バッテリー交換ステーションをネットワークとして広げること

  で電気自動車のインフラに置き換える試み


の3つです。①の典型例として、三菱自動車のi-MiEV、②の例としてトヨタのプリウスとホンダのインサイト、③のリーディングポジションとして、Better Place(ベタープレイスジャパンという日本法人ありhttp://japan.betterplace.com/ )が上げられています。

ベタープレイスジャパンについては、日本交通という大タクシー会社と協働し、東京のタクシーを電化しょうとする試みとして、好意的に紹介しています。また、そのビジネスは、電気自動車ユーザーのAsset Productivtyを改善するというものです。つまり、バッテリーをベタープレイスが所有し、それをオペレーティングリースでユーザーの提供する(バッテリー交換ステーション事業)、ないしは、充電ステーションを提供するものです。そして収益は、携帯電話の料金回収システム同じで、走った距離に応じて課金することで得るようです。


なかなか、イノベーティブな話題に、眠いながら、わくわくしました。