お母さんから虐待を受けた。


それは事実。

私がそう感じたから。


私に寄せてきた。

私が感じることに寄ってきたと思う。


だって私が悪いから殴られたと思ってたから。


私にも悪い所があるけら殴られても仕方ない。

殴られる私が悪いって思ってたから。



お母さん、それは虐待だよ。

しつけという名の虐待だよ。


お母さんが思い通りに行かなくて、その矛先を私に向けてただけだよ。


本当に憎いのは誰?

本当に怒りたかったのは誰?


お母さんだからと、殴られること怒られることを許してた私。


お母さんだから、なんとかしてあげなきゃ。
子供の私がお母さんを幸せにしてあげなきゃ。


お母さんが喜ぶこと、お母さんが笑うことを考えて生きてたら、私の頭がおかしくなった。


だってお母さんは日々変わるもの。


お友達と遊ぶ私が嬉しいと褒める時もあれば、お前はお母さんより友達を選ぶのかと叩かれる。


私はどうすればよかったんだ。


こんな人と付き合いたくないわ。


でもお母さんだから、今日の機嫌はどうだろうと探って探って。




私が生き延びるためにお母さんの機嫌を取ってたんだよ、私が生きるためにお母さんの顔色を見てたんだよ。


私はお母さんに殺されると思ってた。


お母さんの気分ひとつで私は生かされるか殺されるか決まる。


そんな毎日。


罪人で死刑囚みたいな毎日。


私は何の罪を犯したのか。


お母さんの思い通りにならない罪?


世界最大の罪人だった。



アホか。


罪人はお前だ。


お母さん、お母さんは頭がおかしいよ。





頭がおかしいお母さんに育てられたから、私は世間からも殺されると思って生きてきたんだよ。



お母さんは私を殴った。
お母さんは私を見下した。
お母さんは頭がおかしかった。


以上。


腑に落とすまで待ってね。