襲ってくる脅威の悲しみ。
会いたい、会いたい。
めちゃくちゃ寂しい。
寂しいってあんまり感じようとしてなかったのかなと思う。
寂しいって感じると、それは過去の悲しみだから思い出してるだけだから。
そんなことよりやることあるでしょ。
もっと前向きに!!
って、寂しいの視界を奪っている。
私、寂しいのか。
ぐーってお腹の真ん中にそそり立つ線みたいなのが出てくる。
背中が重くて熱い。
何かが覆い被さる。
私、寂しいのか。
ホント?
本当に寂しいの?
寂しいのは私が欠けてる人間だから。
欠けてる人間なんか好かれるはずないから。
そうやって寂しいを誤魔化してたの?
私、寂しいのかな。
うん、多分寂しい。
頑張ったのに頑張ってたのに誰も認めてくれない。
誰も慰めてくれない。
誰も振り向いてくれない。
私の体の中で起こってること。
多分、寂しい。