振り返る「あのとき」に感謝して。
一人部屋はあるけど、家族で同じ部屋で寝る。
一人で寝ることが少しまだ怖かった。
小学生の私。
そんな私の背中を押してくれたもの。
それは「ラジオ」でした。
友達からほいっと渡された、新聞のきれはし。
そこに聞きたい番組がありました。
でも、みんな寝るのにラジオなんて聞けない。
というか、そもそも聞かせたくない笑
それなら…
そうやって一人寝デビューを決意しました。
ラジオって不思議です。
とくに深夜。
1 対 多数。
だけど、多数ってことをあまり感じない。
でも寂しくないというか。
はがきは読まれるし。
たまに電話でリスナーとMCの方がお話することもあるし。
みんな聴いてるんだろうけど。
その規模感を感じることは少なくて。
今はいろいろ便利になって
すぐ聴いてる人同士で感想を言い合いっこすることもできる。
でも、
お互いどう思ってるか分からなくて、
どんなくらいの人が聴いてるかも分かんないけど、
なんかつながってるんだろうな、くらいの感覚。
その感覚の居心地の良さ。
それも素敵なもんなんじゃないかな。
それがあの頃のラジオにはあって、
無意識のうちに、
その雰囲気を楽しんでいたように思う。
それと人の声を直に受け取っているっていう感覚。
ラジオは耳から聞こえる、「音」。
それが全てで。
それ以外は何もなくて。
笑い声とかの演出を無理に入れると、
悪目立ちするくらいの空間があって。
あんまり飾ることができない。
だから、忙しくない。
「聴く」だけでいいから。
こういう考えは小さいときにはなかったけど、
ツイッターやユーストリームや…数々の新しく煌びやかなもののなかで
感じることは、
秋夜に思ったりするのです。