「何に怒ってるんですか?」健全な境界線~『鬼滅の刃』で刺さった言葉 | 無言歌 songs without words

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『鬼滅の刃』の勢いが止まりませんね。
無限列車には3度乗車してきました。

この作品の端々に出てくるセリフに
ときおりぐっと心をつかまれます。
それこそ、刃が刺さるような感じもします。

そんな「ひと言」から感じたことを
ちょっと残しておきたいと思い
今日は三つ目の言葉について書いてみます。
(ネタバレあり)

三つ目は、主人公炭治郎のセリフ


「何に怒ってるんですか?」 (15巻130話)


少し怒っている冨岡さんに対して
炭治郎が言った言葉です。

他人との間に健全な境界線を引ける力を
感じた一言でした。


「じんわり怒っている匂いがするんですけど
何に怒ってるんですか?」


作中ではさらっと使われている言葉ですし、
実際に、さらっと言える人もいると思います。

一方で、
人がさらっと言えることを
なかなか言えない人もいると思うのです。

職場で、同僚や先輩や上司に話しかけたら
なんだか怒っている。

夫が、妻が、父が、母が、恋人が、友人が
なんだか怒っている。

その時、
自分が何かしただろうか?
自分に怒っているのだろうか?
…と瞬時に反応してしまって、
恐怖感、罪悪感、いたたまれなさを
感じてしまうタイプの人です。

以前の私がそうでした。

その瞬間に私は萎縮してしまっていたので、
怒りの感情をよく出す人を苦手に思っていました。

怒っている人に
「何に怒っているんですか?」
なんて、とてもじゃないけど聞けませんでした。

だから、
さらっとそういうことを聞ける炭治郎が
すごいなと思ったのです。

さらっと聞けるということは、
相手の怒りの感情を
理由もなしに自分と結びつけていない
ということです。

そこに、他人と自分との間に
健全な境界線をひける力を感じます。

また、すぐに
自分のせいだろうか?
自分がなにかまずいことをしたのだろうか?と
考えずに済むだけの自己価値感を
持っていることも感じます。

この作品を読むと、
鬼殺隊の主要メンバーは
この自己価値感や自分軸、
相手との間に健全な境界線を引く力を
持っている人々がほとんとで、

鬼のメンバーたちの中には、
この自己価値感が育っていないケースが
多く見受けられるなと感じています。

もし怒っている人が目の前にいたら、

「この人は(私以外の)何に怒ってるんだろう?」

という視点を選択肢に持っていることは
対人関係において、

いたずらに自分の心を疲弊させないコツに
なるかもしれないと思いました。

 

最後まで読んでいただいてありがとうございました。

 

「鬼滅の刃」アイシングクッキーの動画を見つけました。

いろんなパターンで作られていますが、

どれもデザインとクオリティが素晴らしい(*^^*)