昔、異なる色やサイズで、
鳥や動物の形をしたキャンディを作る職人がいた。
彼が子供にキャンディを売っていると、
このような形でケンカが始まるのだった。
「おまえのトラより、ぼくのウサギの方がすごいぞ」
「ぼくのリスは、おまえの象より小さいけど、
おいしいぞ」キャンディ職人は、
子供たちのやりとりに笑ってしまうのだった。
「ある人は別の人より素晴らしい」とか、
ましてや「根本的に他の人と違う」と思う大人の私たちは、
子供たちより愚かでないと言えるでしょうか。
この考え方は、階級・宗教・肌の色に関わらず、
人類全体に共通しています。
人生体験・前世でのトラウマ・その文化的条件付け・
その他の様々な要因が、人を思慮深くも、繊細にも、
自己犠牲的な人にも作り上げ、また同じような様々な要因が、
別の人を攻撃的にも利己的な人にも作り上げます。
でも基本的な感情、すなわち怖れ・批判・比較・怒り・
葛藤・不満・失望などは、全ての人に共通しています。
あなたが体験する恐怖は、暗闇のそれかも知れませんが、
別の人にとっては、蛇の恐怖かも知れません。
あなたの願望は車かも知れませんが、
他の人は決勝戦で一位になることが望みかも知れません。
あなたは屈辱を怖れるかも知れませんが、
他の人は不信感を怖れるかも知れません。
でも、怖れ自体は全人類に共通しています。
願望・失望・怒り・葛藤・貪欲さ・自己中心は、
全人類に共通しています。
バガヴァンは言います。「一つのマインドだけがあります。
このマインドは、全ての人に共通しています」
全てはこの「一つのマインド」が存在しているだけなのに、
「優れている」「劣っている」とか「大きい」「小さい」とか
「完璧」「未完成」といった幻想の中であがくのは愚かなことです。
そして、このマインドの足枷や制限の中で、
人は愛や神を忘れてしまいました。
愛や神の体験は、このマインドが不在の時だけ、起こります。
現在、美徳と言われているものは全て、ぞっとさせる、
ほとんど悪徳のようなマインドによって培われてきたものに過ぎません。
良い条件付けのために何度も暴力的にしつけられることで、
心の奥底で人を叱責したり、傷付けようとしたりするようになります。
訓練としての愛や、手法としての許しは、真実ではありません。
マインドからの解放は、悟りです。
ワンネス・ユニバーシティHPより抜粋