希望がとって変わるとおそれはなくなります。

逃げてばかりいると体験していないのでいつまでも苦痛が残ります。

苦痛を体験して学び、喜びに取って代わるのです。学んで成長していくと

どんどんと先へ進んでいくことができます。
学びと喜びは同じ、学ばないと停滞してしまいます。
学ぶことができなくて成長することができないと下にいくか、

同じ所にとどまるしかできないです。学びがないと苦痛ばかりが増します。

苦悩の中にいてもがき苦しんでいる人というのは、成長することに興味がないということです。

同じ問題で30年悩んでいる人がいます。身体が気に入らないのです。

おなかの部分が気になる、

30年も劣等感にさいなまれています。この問題に対して何も対処してこなかったのですか?

毎日運動して食事にも気をつけてそれでも効果がありませんでした、

といいながらときどきなまけています。というのです。

力しないで結果だけ望んでいるのですか?お医者様に相談したのですか?

というと、いいえ、と答えます。悩みから解放されるには、

努力し続けるか、今の状態をそのまま受け入れるかのどちらかしかありません。

この場合は、本気になって解決しようという、成長したい、

という気持ちがなかったからです。強い意図を持って、学んでいくか、

決意しなければこのままの状態です。
 

ある女性はいつも“私は不幸です”といいます。この女性は裕福な暮らしをし、

子供にも恵まれています。しかし私の夫は私を幸せにしてくれません。

仕事に忙しく、私のためにさいてくれる時間がありません。私はとても不幸です。
それを聞いていた夫は、今も不幸なの?と妻に聞きました。

すると妻は言いました。“いいえ、そうじゃないの。

4年前にあなたは忙しくあなたを必要としていたとき、

私を構ってくれなかった、その時のことなの”夫は言います。“

もう一人子供もつくれるし、僕も努力していくから僕らはしあわせになれるのじゃないか?

”それなのに、この奥さんは4年前に私を傷つけたからもうダメなのよ、

というのです。彼女は4年前から一歩も成長していません。


情熱を持って成長を望めば、熱意を持って生きれば宇宙も助けてくれます。
バガヴァンは言います。人生とは学びのプロセスだ、

そして、学んだことにこだわらず、それをすてていくものだ、

学びに重要なことは固定観念、先入観を捨てていくということなのです。

様々な思いこみや概念を忘れてしまうことから学びが始まります。

からっぽで柔軟であればいくらでも学ぶことができます。

開放的になる必要があります。

先入観を捨てることができず苦しみ続けているのです。

この概念、実際にはありません。あなたの思考、

思いこみで実際にあるものではないのです。

蓄積したものを捨てるのは自己を捨てるようなもの、

今まで培ってきた固定観念に必死でしがみついている訳です。


一生懸命概念にしがみついて新しいことを学ぼうとしない、これをエゴといいます。
エゴとは何でしょうか?
アンマバガヴァンはこう言っています。

あなた以外の人が一人でもいた場合、エゴのゲームが始まります。



2007年上級コースより抜粋させて頂きました。