初めてインドへ行ったのは、11年前。北部と中部地方。

今回は南インド　ケラーラ州へ。

11年前には、観光地で貧しい人をたくさん見ました。家族を養おうとしているのか、何人もの男の人たちが物をかってほしいと車を追っかけてくることも。

駅のホームでは、貧しい子どもたちが芸を見せてお金をもらっていました。片足のない男の子と元の色がわからないほど汚れた服を着た女の子が、観光バスに乗り込む客にお金をせがんでいました。

でも、みんな、目がキラキラしてたことが印象的でした。

「一生懸命生きている」

「今」を必死に生きている

お菓子をあげたら、みんなで分け合って食べていました。

「貧しくても、心は豊か」

そんな感じがして、とてもエネルギーをもらいました。

11年後の南インド　ケラーラ州では、「貧しい」という印象はありません。

家の庭には、バナナ、ココナッツ、グアバ、パパイヤが実り、マンゴーの木もありました。

宿泊施設の目の前の川はきれいで、魚を獲っていました。

素敵な家もあちこちにありました。

街に出ると、キレイな車がいっぱいで渋滞しています。

11年前はごみだらけだった街中が、今はほとんどゴミがありません。

子供や若い人が多く、これからの未来が輝いているようです。

前回とは行った地域が違うからではないかと思い、現地のガイドさんに聞いてみたら

10年でインドはずいぶん豊かになったと言っていました。

日本の高度成長期はこんな感じだったのかな？

街中には現代的なビルが立ち、キレイなお店ができています。

今回もまた子供たちの貧しい姿を見るのは悲しいなと思っていましたが、豊かになっていくインドを見て嬉しくなりました。

11年ぶりにインドへ