人生の最後を迎える瞬間、
つまり自分がこの世を去るとき
「あぁ~幸せな人生だったな」
と想いながら
この世を去りたいと
いつも心のどこかで感じています。
◇◆◇
いつの頃からか
わたしは自然に
「人は何のために
生まれてくるんだろう?」
と考えるようになりました。
そしてその答えはいつも
《幸せになるため》
だとも思うようになりました。
当たり前のように
毎日 世界のどこかで
争いが起きていたり
病気や事故や災害などで
誰かが亡くなったりして
自分はこんなに当たり前の
生活を送れていることが
不思議なことのように
感じられてならないとき。
誰かに言われたわけでもなく
ただ単純に
《幸せになるために生まれてきた》
そう思って生きた方が
自分の生まれてきた意味
を感じられて
より幸せに
生きられるような気が
していたのかもしれません。
◇◆◇
医療や介護の現場で
いろんな方の人生に関わるとき
その方の人生をよく
表しているなぁと
感じることがあります。
それは
施設に面会に来る家族や
友人の数が多いこと。
そして部屋に飾られている
家族の想い出の品や写真の数が
多いこと。
それが多いから良いとか
全くないから可愛そうだ、
という感覚ではなくて
その方の生きてきた
これまでの人生そのものを
よく表しているなぁと
思うのです。
たくさんの家族との
想い出がある方は
その想い出とともに
家族を大切にしてきた人
家族以外にも面会の多い方は
そういったご近所や仕事での
付き合いを大切にされてきた人
なんだろうな、と。
◇◆◇
「人生の最後を迎える瞬間」
何を感じていたいのか?
人それぞれの答えがあり
そこには
正解も不正解もありません。
ただわたしにとっては
「幸せな人生だったな」と
思いたい。
そのために今出来ることは
日々過ごしていくなかで
「あぁ、幸せだな」と
思いながら生きること
だと思っています。
いまはこうして
理学療法士の仕事をしながら
悩みを抱えている人に
個人セッションという形で
関われること。
誰かの人生の役にたてる
喜びとともに
日々、過ごせていることを
心から幸せに感じます。
セラピールーム Inner Peace
自己実現セラピスト
さかうえ りえ