アダルトチルドレンは自分の気持ちを見て見ぬフリをしてしまう傾向が強いです。
「こう考えるのはおかしいかな」
「あの人はこう思うかもしれない」
たとえ仮に明確な自分の気持ちや考えがあったとしても、一瞬でその考えをかき消し、自ずと他のことに思考が及んでしまいます。
誰かからあなたの意見を求められていたとしても、無意識の内に他の人の目線で物事を考えてしまうのです。
人から意見を乞われている訳ですから素直に自分の意見を伝えれば良いのです。
それでも自分の意見よりも誰かの意見を気にしてしまいます。
また、純粋に自分の意見が見当たらないということもあります。
自分が何を感じて思っているのか、思い浮かばなかったり把握することができないのです。
人ですから、色々なことを経験していく中で少なくとも好き嫌いなどの好みを持ち、居心地の良さ悪さというものを感じることは当然のことです。
誰しもが抱いて然るべき感覚なのです。
それにも関わらず、アダルトチルドレンはこのように自分から湧き上がる気持ちや意見を見つけることができません。
そのようになってしまうのは、過去に親に自分の意見を聞いてもらう機会がなかったことが原因です。
また、仮に意見を伝えても受け入れてもらう機会が少なかった、もしくはなかったということも原因でしょう。
それだけ自分の気持ちや意見を押し殺してきたということです。
本来自分の中にある気持ちを見て見ぬフリをすることが上手になりすぎてしまったのです。
そしていつの間にか、自分の気持ちや意見というものが無いように振る舞うことが通常運転になってしまったのです。
毒親はあなたの意見を否定したり、時には拒絶することもあったでしょう。
しかし、それは決してあなたの意見が間違っていたり、悪かったわけではありません。
毒親の意向に沿わない意見だった、というだけのことなのです。
だけのこと、という言い方をしましたが、あなたの意見を否定してばかりいた毒親はあなたのたくさんの選択する機会や経験を奪ってきたました。
それら子どもの頃に得ることの出来なかった機会や経験があった事実を変えられることはできません。
しかし、これから自分の気持ちや意見を大切にすることはできます。
ぜひ、小さなことでも少しずつ選ぶということを能動的に行ってみてください。
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小さな選択を日々続けていくことが大切です。
こんなに小さな選択になんの意味が…と思う人もいるかもしれません。
小さな選択だとしても自分で物事の選択を決断をしているのです。
その積み重ねがアダルトチルドレンにとっては大切です。
また、これから物事を選ぶ中で誰かと意見が分かれてしまう時が来るでしょう。
しかし、誰かと意見が違うことは悪いことではありません。
違う意見を持ち、それを相手に伝えることが相手を大切に思っていない、というわけではないのです。
ただただ、あなたと誰かの意見が違うという事実があるだけです。
違う意見をどちらかに寄せていくこともできますし、違う意見同士を尊重することもできます。
二人の違う意見からよりよい選択肢を生み出すこともできます。
ですので、誰かと違う意見や気持ちを持つことを恐れないでくださいね。
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