今日も、メダカは11匹いる。
親メダカは、子メダカの針子をじっと目で追っても、その後に「フイッ」とわざわざ反対の方を向いて泳ぎ出してしまう。
『これは、エサじゃない。食べ物じゃない。仲間だ。見守ってあげよう。怖がらせてはだめだ。』
などと、本当に親メダカは考えているのだろうか?
もし、そうではないとしたら、いったい何が、捕食することにストップをかけているのか?
水面に落ちてジタバタしている小さな虫に泳ぎながら出遭うと、「ぱくっ!」と何のためらいもなく食べてしまうのに。
今の私には、他に思い当たることが無い。