最初に誤解を解くと、ニキビは必ずしも
皮脂が多いからできるわけではありません。
その証拠に、乾燥肌の人でも大人ニキビはできるのです。
また、皮脂の少ない頬にだけできる人もいます。
ニキビができるきっかけは、
毛穴の出口の角質が厚くなって、毛穴をふさいでしまうこと。
ふさがれた毛穴の中では皮脂が詰まり、
アクネ菌が過剰に繁殖して、ニキビになるのです。
乾燥している部分にでもニキビができるのはこのためなのです。
昔から「アクネ菌がニキビの原因菌だから殺菌すべき」
と言う考え方があるようですが、確かに毛穴の中で繁殖してしまうと
ニキビを悪化させる一因になりますが、
アクネ菌はそもそも皮膚の常在菌です。
お肌の表面バランスを正常に保つ働きを担っているので、
全て殺菌してしまうわけにはいかないのです。
では何がにきびの原因かというと、体内バランスの乱れ、
ホルモンバランスの乱れや免疫低下などといわれています。
こういった体内バランスの乱れには、ストレスや不規則な生活、
偏食、睡眠不足、運動不足など、生活のあらゆることが影響しています。