ティーツリーオイルはオーストラリアに自生する
フトモモ科の植物で、水辺によく見られます。
ティーツリーの木が浸かった水辺に、
多くの動物が傷をいやすために浸かりに来るのを見て、
先住民のアボリジニの間に傷薬として広まったと言われています。
ティーツリーが傷をいやすのは、黄色ブドウ球菌や連鎖球菌、
緑膿菌などの化膿菌に対して強い抗菌力をもつのが理由です。
さらに、白癬菌などの真菌に対しても強い抗菌力を持ち、
浸透性のあるオイルのため、塗り薬ではなかなか治せない
爪水虫などにも効果があります。
また、変わったところでは、民間療法として、
切れ痔のケアなどにも使われています。これが結構効くそうです。
ティーツリーオイルは刺激の起こしにくい1%以下の
低濃度でも強い抗菌活性を示すので、
オーストラリアではスキンケア用品にも多く用いられています。
ところで、アトピー性皮膚炎の肌には、
黄色ブドウ球菌や連鎖球菌、緑膿菌がたくさん繁殖しています。
ステロイドの長期使用で免疫を抑えると、
これら細菌が繁殖して化膿や感染症などの合併症を起こすことがあります。
また、黄色ブドウ球菌はそれ自体がアレルゲンとなり、
アトピーの症状を悪化させます。
そのため、ティーツリーオイルをスキンケアに使うことで、
アトピーの症状を軽減することが期待できるのです。
参考文献:
甲田 雅一ほか「ティートリーの抗菌作用」『Journal of Japanese Society of Aromatherapy』4(1) (通号 6),22-27,2005
「ティーツリーオイルの抗菌力」『株式会社エアグリーンホームページ』http://www.airgreen.co.jp