人けない町恐怖
人けない町恐怖
20㌔付近日立つ防護服姿
津波の爪痕が随所に残る人けのない町。幹線道路をひっきりなしに行き交うのは自衛隊や警察の車だ。東京電力福島第1原発事故による立ち入り制限区域を目前に、恐怖と緊張感が体に広がった。
28日、福島県の海岸線を南北に貫く国道6号を南下した。第1原発から約30㌔、計画的避難区域に入る相馬市辺りから自衛隊車両が目に付く。運転席には防護服を着た隊員。がれきを乗せた大型トラックも砂ほこりを上げて何台も通り過ぎる。住民と思われる車も少なくない。
南相馬市。道沿いの店の大半が閉まる中で、一部開いている飲食店も。しかし客は見えず、住宅街も人の気配がない。
極端に交通量が減った少し先に原発から20㌔、立ち入り制限される警戒区域があった。警察車両が止まり、富山県警の警察官4人がマスクを付け警戒に当たっていた。自動車販売業の男性が、区域内に置き去りにされた顧客の車の廃車手続きのため、中に入ろうとするが、警察官の説明を受け引き返した。
警戒区域との境界にあるコンビニの駐車場では、新潟県の新発田駐屯地の自衛官3人が、状況確認で圏内に立ち入るため防護服に着替えていた。
福島市への帰路、南相馬市の警戒区域から川俣町の避難所に移った農業男性(63)と会った。彼は「東電から『(原発は)絶対に大丈夫』と思わされていた部分があった」と歯ぎしりし、自宅に残したペットの状態を心配していた。
(向井秀則、藤中潤)
20㌔付近日立つ防護服姿
津波の爪痕が随所に残る人けのない町。幹線道路をひっきりなしに行き交うのは自衛隊や警察の車だ。東京電力福島第1原発事故による立ち入り制限区域を目前に、恐怖と緊張感が体に広がった。
28日、福島県の海岸線を南北に貫く国道6号を南下した。第1原発から約30㌔、計画的避難区域に入る相馬市辺りから自衛隊車両が目に付く。運転席には防護服を着た隊員。がれきを乗せた大型トラックも砂ほこりを上げて何台も通り過ぎる。住民と思われる車も少なくない。
南相馬市。道沿いの店の大半が閉まる中で、一部開いている飲食店も。しかし客は見えず、住宅街も人の気配がない。
極端に交通量が減った少し先に原発から20㌔、立ち入り制限される警戒区域があった。警察車両が止まり、富山県警の警察官4人がマスクを付け警戒に当たっていた。自動車販売業の男性が、区域内に置き去りにされた顧客の車の廃車手続きのため、中に入ろうとするが、警察官の説明を受け引き返した。
警戒区域との境界にあるコンビニの駐車場では、新潟県の新発田駐屯地の自衛官3人が、状況確認で圏内に立ち入るため防護服に着替えていた。
福島市への帰路、南相馬市の警戒区域から川俣町の避難所に移った農業男性(63)と会った。彼は「東電から『(原発は)絶対に大丈夫』と思わされていた部分があった」と歯ぎしりし、自宅に残したペットの状態を心配していた。
(向井秀則、藤中潤)


