【講演】総合防災訓練 防災講演会
本日は、京都府内にて行われた総合防災訓練の防災講演会にお招きいただきました。

開催された地域は昭和28年の災害から60年の節目を迎え、町全体の防災訓練として、開催されました。
「今伝えたい防災の話」と題し、近年の自然災害や60年前に起きた災害時の天気図などや、災害に遭ってしまった時の基本的な考え方や、避難行動を取る情報手段などもお話させていただきました。
当日は避難場所にもなっている会場にて、町災害対策本部運用訓練や消火訓練、水防訓練が実施されていました。様々な体験施設や訓練、炊き出し、模擬避難所の設置等のコーナーなどがありましたが、水害が懸念されるこの地域であるだけに、水没ドア開閉訓練や水中歩行訓練が体験できるコーナーもありました。
「水中歩行体験コーナー」では深さは20cmほどの深さですが、泥水で足元が見えないようになっており、通路には大きめの石やブロックなどが沈んでいます。流水の中に何が沈んでいるかわからない状態で、足で探りながらバランスをとって歩くのは難しそう・・・。
「水没ドア開閉体験コーナー」では、水のない屋内から増水した屋外へドアにかかる水圧を体験。なんと水深20cmで約16kg、30cmで約36kg、水深50cmにもなると100kgの水圧がドアにかかるのです。ところが当然ですが、ドアが少しでも開いた瞬間に外の水が一気に流れ込んできます。ドアを開けれても水の勢いにドアも押されるので一人が脱け出すのが精一杯。
ゲリラ豪雨や台風。そして地震という自然災害はいつ起こるかわかりませんが、常日頃からの防災意識がとても大切だと確認することが出来た1日になりました。