米ぬか、玄米に含まれる「フィチン」はミネラルを奪う?! | INNER-BEAUTY-ROOM 〜内側からの美しさを輝かせるサロン〜

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前回、米ぬかパワーについて、活用法についてはご紹介しましたが、今回はその主成分でもある


「フィチン(IP6)」がミネラルを欠乏させる?!


という説について、まとめてみました。



◇玄米、米ぬかに含まれるフィチンについて◇


『フィチン』がミネラルを欠乏させるかも知れないという情報の元は、

故柳沢文正氏(明治44年~昭和60年)がフィチン酸の性質だけを根拠に


「フィチン酸の豊富な食品を摂取していると、キレート作用が働き、体内のミネラルが欠乏を来す可能性があるかもしれない」

と仮説したことによります。


これは、実際に人体において実験したわけでもなく、机上の仮説でした。


ところが、


今だにこの仮説を信じて引用する人があり、『フィチン』の役割を誤解させております。


『フィチン酸』がミネラルと結合(キレート作用)するのは事実ですが、

米ぬか、玄米を始め、穀物や豆類に含まれるのは


『フィチン酸』にミネラルが結合した状態の『フィチン』です。


『フィチン』が豊富ということは、それだけ、ミネラルも豊富であるということです。


穀物中には単体の「フィチン酸」がそのまま含まれることはありえないので、


玄米や穀物を摂取することで、


体内のミネラルがマイナスになることはありえないことになります。


よって、


フィチンはミネラルの供給源であり、

体内のミネラルを欠乏させることはありませんニコニコ




こちらの研究例からも証明されています。


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【研究例1】

エルンスト・グラーフ博士と彼の助手、ジョン・イートンは1984年、
微量鉱物元素と結合した『フィチン』は、その結合を簡単に離し、離れたミネラルが体内に吸収されることを示しています。
さらに、フィチン酸があるほうがミネラルが吸収されやすいことを示しています。
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【研究例2】

日本の大川順正博士は1984年高カルシウム尿症の患者の追跡調査で、患者に『フィチン(IP6)』を高濃度に含有する米ぬかを連日10グラム二年間投与しました。
その結果、血清中のカルシウム、リン酸化合物、あるいはマグネシウムの濃度に優位な低下はありませんでした。
すなわち、またもやIP6の有する微量元素気レート作用が生態に及ぼすかもしれないという危惧を吹き飛ばす結果になったのです。
(アブルカラム・M・シャムスデン著 天然坑ガン物質IP6の驚異から)

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こちらは「健康宣言with玄米」さんの記事からご紹介させていただきました。





今回調べたことで、「something great」の宝庫と感じた「米ぬか」。

ますます活用法について研究したくなりましたわ〜ドキドキ