皆さま、梅雨明けおめでとうございます😃
 
8月、個人的に大好きな月です ヒマワリオバケ
学生時代の夏休みのイメージが今でも抜けず、
何だか自由な月という勝手な固定観念べーっだ!
旧盆の雰囲気も親戚一同集会も好きです。
戦争関連の心に刻んでおかなければいけない記念日に、
背筋を正すことができる月でもあります。
 
そんな8月第1週の今週末もおうち映画。
 
週末、2時間ノンストップで映画を観るには、
家族がまだ寝ている午前中が最適グッド!

 

今週の朝の韓国映画は「幼い依頼人

 
 
重い内容ではありますが、
主演のイ・ドンフィが大好きなので、
この映画、映画館で観るのを楽しみにしていました。
 
ところが、
公開とほぼ同時に自粛モードに入ったため、
公開されたのかされなかったのかも不明。
いつの間にかAmazonとかで有料配信に。
 
とてもレビュー評価が高く、
子役のチェ・ミョンビンちゃんも絶賛されており、
子役好きの私としては鑑賞せずにはいられない映画。
 
大手法律事務所への就職を夢に見ながら、
児童福祉館で臨時で働いていた弁護士ジョンヨプ。
継母から虐待を受けている姉弟に出会い、
義務感から世話を焼く彼だったが、
弟が亡くなり、姉が被疑者とされてしまう。
何かが違うと感じた彼は、
幼い姉の弁護を引き受ける。
 
児童虐待の映画やドラマは数あれど、
あまりにも悲しい展開。
2013年に起きた実際の事件がベースとのこと。
 
幼い姉弟の、お互いを思いやる姿、
大人を信じる無垢な魂に心打たれます。
 
いつの時代も、
子供たちは常に健気で従順で、
愛を求めている…
 
その姿を見るだけで泣けてきて困りました。
 
人を人とも思わない、
もはや人間とは認めたくない大人が、
そんな子供たちを追い詰め、
彼らの純粋な魂は壊れていく。
 
負の連鎖。
虐待をはたらく側の大人も、
同じ仕打ちを受けてきたのかもしれず、
そうなると自らを制することはなかなか難しい。
誰か他人が弱い子どもたちを救い、
連鎖を断ち切らなければならない。
 
難しいことですが、
この映画の中のジョンヨプ弁護士は、
弟を救うことは出来なかったにせよ、
自問のあげく、姉に対してそれをやってのけます。
彼の家族ぐるみで、ひとり残った少女を護るのです。
 
 
恐ろしい事実があったことと同時に、
そんな正義があったことも知り、
心が震えました。
 
ただただ悲惨なだけの映画ではなかった。
残った少女の傷は消えないに違いないけれど、
全力で護ってくれた大人たちがいたこと、
安心して暮らせる場所がまだ世の中にあることを知ることができた。
ラストに見えた光に安堵しました。
 
彼女は今幸せに穏やかに日々を送っていると信じたい。
私もまた、傍観者ではなく、
そんな正義の側の人間でいられるように、
常に気持ちを強く持っていたい。
 
大げさに奇をてらった演出ではありません、
むしろ正統派、少し古臭くさえ感じます。
それゆえに事実が重くのしかかります。
 
キャストの演技が素晴らしかった。
 
虐待される少女を演じたチェ・ミョンビンちゃん、
ルックスもとってもキュートなのですが、
驚いたのはその演技力。
ほぼ出ずっぱり、この役をしっかり理解して演じているのがわかります。
 
 
おそらくこの時まだ10歳くらい。
なぜ、こんな過酷な役に耐えられたのか不思議なくらいあどけないのです。
 
抑えた真実味のある演技が、ずっと心に残っています。
子役と言えども、プロでなければこの役は演じられなかったはず。
そんな本物を彼女に見ました。
 
イ・ドンフィくんが好きなのは、
コメディでもシリアスでも、
やり過ぎないナチュラルな演技を貫ける方だから。
濃密な演技者が多い韓国エンタメ界では、
稀有な存在。
茫漠とした虚ろな表情から、
信じられない虐待の事実を知り
意志を宿した表情への変化が素晴らしい。
 
 
悪を引き受けたユソンさん
(「馬医」の医女長様とは180度違う)も、
辛い撮影だったと思います。
この方もまたやり過ぎない抑えた演技者です。
 
 
ミョンビンちゃんは、
「梨泰院クラス」でイソの子供時代、
「トラップ」でソン・ドンイル刑事の愛娘、
そのほか、
「愛の迷宮 トンネル」なんかでも見ていて、
記憶に残っていた子役さんなのですが、
やはりこの映画での存在感は特別でした。
 
 
素顔もこんなにキュート。
将来が楽しみ過ぎる
 
韓国子役さんが大好きな私です。
 
恐るべき韓国子役、
ますます韓国エンタメから目が離せません!!