さようなら、シンさん（仮名）。

先月、6月10日に家の玄関前で相方に助けを求めて来た茶トラの猫。

相方から「どうしよう？」って電話があって、僕もつい考えなしに保護してしまいました。

人懐っこく甘えん坊さんでおしゃべり上手。

野良ではないので、近所の飼い猫が逃げ出したのか捨てられたのか。

警察や保健所、近隣の動物病院へ連絡したり、SNSで情報を呼び掛けたり。

飼い主さんが探しているんじゃないかと手を尽くしましたが、残念ながら見つかりませんでした。

家で飼う、という選択肢もありましたが既にチョビさんとコムギさんの2匹がいて、しかもこの2匹がめっちゃ仲が良いんです。

3匹になってどうなるか様子を見ていましたが、どうしてもチョビさん+コムギさん対彼の2：1になってしまう。

そのバランスの悪さだけではなく、正直色んな経費やお世話の手間が1匹増えると飛躍的に掛かるんです。

しかも茶トラ3匹は見分けがつきにくいし（笑）

なので途中から里親さんも探していたのですが、とても良い方と巡り会えまして、昨日のお昼に新しい飼い主さんのところへお引越しました。

その方のところへ連れて行くのに当然ケージを使うのですが、彼は嫌がることもなく慣れた様子でスッと入ってくれた。

そんな行動からも可愛がられていたのが判ります。

元の飼い主さんが見つかればその方のところへ、見つからなければ里親さんを探すつもりだったので、情が移り過ぎないように敢えて名前を付けませんでした。

ただ、呼び名がないとそれはそれで不便なので、新参者・新入りなのでシンさん（仮名）と心のなかで（仮）を付けて呼んでいたんです。

3週間くらい仮名で呼ばれていた彼は、本日新しい飼い主さんに「ミント」さんという名前を付けてもらったそうです。

僕のことも相方のこともチョビさんもコムギさんのことも忘れて、ミントさんとして新たな人生、じゃなくて猫生を幸せに過ごしてね。

さようなら、シンさん（仮名）

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