第一話の堺さん、若さの演技が、まだ今一つ!?

・・・と最初は思った。最初の元服のとき、全く10代に見えなかったし!

演技が・・・というよりは、肌の張りとかが、かな?

有功の演技を見たあとだから、なおさらそう思ったんだと思う。


1話の卜伝は、まだ鹿島を出たことがなく、世間知らずなおぼっちゃんな感じで。

その危なっかしさが、少々見てられない感じに思えたのかも。



だけど、賊を斬ったあとの師匠を見たとき。

そして自分が初めて人を斬ったとき。

目、身体の微妙なこわばり、動きのわずかなきごちなさ・・・


「初めて人を斬った」という重み、実感が、リアルで。

そして一人二人と斬っていくうちに、

身体がこなれてきてみるみる軽やかさが増していく、その流れも。



まさに「剣に導かれた」ような動き。

若々しい初陣、だけど天才の初陣。

何度も繰り返し見てしまいました。




2話3話と見て行くと、1話からの変化もよく判ります。

やはり堺さんは凄い。


大奥がとまらなくて!

ブルーレイ購入して観てしまいました!!


この映画、

絶対に、有功・家光編を見てから観るべき!



有功・家光編と対をなしている。


有功と右衛門佐、家光と綱吉  が対・・・とも言えるし、

有功と綱吉 が対・・・とも言える気がする。



そして、玉栄/桂昌院 の一生を描いている・・・とも言える。

有功に拾われた人生・・・運が強い子や、という台詞が何度も出てきたけど。



ドラマの「おもしろかったぞ」という台詞・・・

この映画を見た後では、意味が違って取れる。



映画の内容とは無関係にひとつ思ったこと。

堺さんのインタビューを読むと

「この現場で何ができるか」

「現場に居続ける、そこに立ち続けていること」

という言葉がよく出てくる気がする。

なんとなくそのイメージが膨らんだ気がする。



有功の演技は素晴らしかった、

でもだから視聴率や興業成績に直接結び付くわけではない。

半沢と有功・・・どちらが素晴らしいか、少なくとも遜色ないと思う。


今この現場この現場に、自分の最善を尽くし続けること、

それこそが自分のすべきことなんだろうな・・・と、

堺さんの演技と考え方に触れて、なんとなく思った。



堺さんの大奥にはまっています。


見た目の素晴らしさは勿論のこと、

有功という人物の描写の素晴らしさ。


架空の人物だけど、苛烈な運命のなかで、

立ち続け、生きていく・・・その姿に勇気づけられてもいます。


まだまだ、うまく感想は書けないけれど。

堺さんは、有功を、簡単にわかったつもりにならずに演じ続けたみたい。


フィクションの人物、だけどあの時代は

世のため、お家のために過酷な運命に生きなければならない人が沢山いた。

そんな過去の人々の人生にも思いをはせながら、有功を演じてくれたように思います。




<追記>

よしながふみさんとの対談も読みました。


6話~9話の有功、自分でもよくわからないまま演じたところがあった、的なことが書いてあった。

堺さんはご自分を「憑依型ではない」とおっしゃっていた気がするけど

あの演技は、有功に憑依していたのかな。




<追記2>


それにしても、TBSさんも素晴らしいと思った。

視聴率的には伸びなかった大奥、映画の興行成績も良くはない。

でも、興業的な成否を、堺さんという俳優の評価とは捉えていなかったんだろうな。


視聴率とは必ずしも結び付かないけれど、

俳優としての力量の素晴らしさを評価していたんだと思う。


だから半沢の主役を堺さんで行った。


堺さんは、その評価に全力の演技で応え…

堺さんの演技が他の俳優さんの演技にも火を付け…

その結果があの視聴率だった・・・という感じなんだろうな。



<追記3>


リーガルハイは、堺さんにとっては、

どちらかというと俳優としての技巧を見せたドラマだったのかもしれないな。


物語を深く理解し、心情に入り込み、演じる…という点では

大奥での経験は、多分堺さんにとって大きいものがあったんだと思う。