結果だけをみれば、傷つけたし、傷ついた。
異性との友情を保つのは何と難しいことだろう。
一方の思いが他方のそれと差が開けば大抵は
それで関係は壊れてしまう。
一旦ひびが入れば最期、元通りに戻すことは困難だ。
ひょんな切っ掛けひとつで、ある日のある人との出来事が蘇る。
悔まれることは際限なく思い当たる。
出会いの形やタイミングにたらればをぶつけてしまう。
だが、
「出会わなければよかった」
そう思うことだけはやめておこう。
縁というものが存在し、それに恵まれなかった。
過ぎ去った今はただ、それを甘受するのみ。
どんなに期間が短くとも
どんなに終わり方が悲惨でも
どんなに苦い思い出が残っていても
思いを重ねた瞬間が真実であったことや
いくつもの偶然と必然によって共にいたこと、
それらが写真や画像に残っていなくとも
この心の片隅に確かに存在しているのなら
届けたい言葉はただひとつだけ。
あのとき、あなたがいてくれて、ありがとう。